1歳児が勉強する大きなメリットは、どんどん吸収すること!
1歳児の勉強は、「様々な経験をさせてあげること」で多くのメリットを得られます。
1歳児の勉強するメリットと家庭での勉強の進め方についてお伝えいたします。
1歳児の勉強とは
1歳児の「勉強」は、脳や体の発達をする土台を作ることが勉強です。
心身の発達の著しい1歳児、できることがドンドン増えていって楽しみですね。小さな子ども達の可能性を広げてあげたいと思われるなら、注意が必要です。
勉強というと、ひらがなや数、英語などを覚えさせようというインプット型の就学してからの勉強に直結する内容を教えたくなると思います。けれども、それだけでは主体性や創造性が身につきにくい可能性があります。
そうしたことから、子どもが楽しく自主的に学ぶことを重視した「知育」が幼児教育では積極的に取り入られています。
知育は、年齢やステップに応じた課題を設けて、子どもの考える力を養っていくという目的を持って活動を行います。
また、知育は一見、遊んでいるだけのように見えるかもしれませんが、子どもの好奇心、「やってみたい!」という意欲を大切にして、課題に対して自主的にチャレンジを重ね、最終的に「できた!」という達成感を得ることを重視したものです。
自分の子どもや家庭に適した知育を1歳児の勉強に取り入れましょう。
1歳児が勉強するメリット
1歳児が勉強するメリットとしては、主に3つあります。
能力がどんどん伸びる
脳の発達が著しい1歳児に、勉強を始めることでぐんぐん言語や数字などの知識を吸収していき、基礎学力の向上につながります。
子どもの興味がある分野が早めに分かれば、得意分野を伸ばすチャンス。1歳の頃から、数字や漢字の興味が強い子もいますので、「実用数学技能検定」や「漢字検定」を学習の目標にしてもいいでしょう。
視野が広がり、選択肢が広がる
勉強をすることで、子どもは様々な知識を得たり、経験をすることができます。
先ほどの得意や好きなことがはっきり分からないということも少なくありません。様々な勉強をすることで、子どもの好奇心を刺激されることで視野が広がり、これまでの生活では気がつかなかった意外な得意なことを見つける場合もあることでしょう。
勉強の習慣ができる
毎日、短い時間でも勉強することが習慣となることで、その後の本格的な勉強をさせたいという時にも無理なくスムーズに移行することができます。
「学ぶことが楽しい!」と思えるような勉強を重ねていくことで、その後も自主的に意欲をもって学習できるようになります。
家庭での1歳児の勉強
1歳児の勉強は、その子の発達に合わせて進められる方法を選んであげるようにしましょう。
また、家庭での勉強は、机に向かう時だけでなく、日常生活の中でできることが沢山あります。
ふだんの生活の中で、勉強できるチャンスとしては、食事の時に、野菜や果物の名前を覚えたり、買い物で数字を学んだり、散歩中に植物や動物を観察することなど…多くのチャンスを使って、楽しく子どもとコミュニケーションを取りながら教えてあげましょう。
そのほか、家庭で意識して行いたい勉強をご紹介していきます。
言葉かけ
1歳児に意識して行いたい勉強は、「言葉かけ」です。
1歳児になると、聴覚が発達してきますので、この時期にたくさんの言葉をかけてあげることで、言葉を早く覚えたり、コミュニケーション能力を育むことができます。
周りのものを指差しして、「〇〇だよ」と教えていってあげましょう。語彙力を増やすことは、その後の様々な勉強に影響を与えます。
もっと、インプットを強化したいという方には、イラスト入りのカードを高速でめくりながら、描かれている絵の名前を声に出す「フラッシュカード」を使う取組みもおすすめです。
絵本の読み聞かせ
絵本は、子どもの好奇心を刺激する言葉や絵が多く描かれています。「絵本の読み聞かせ」は、発語・視覚・聴覚の発達を高めるのに役立ちます。
1歳児には、「ブーブー」や、「わんわん」など音やリズムが楽しめるような絵本や、カラフルな色使いの絵本がいいでしょう。
手指の発達を促すような見て、さわって楽しめる「しかけ絵本」も1歳児向けには多くあります。指先をたくさん刺激することで神経が発達し、脳が活発に働くサポートとなります。
積み木やブロック、粘土遊び
手指を使う遊びであり、創造性や発想力を身につけられる遊びが積み木やブロック、粘土遊びです。自分のアイデアで、形を変化して遊べるものは長く遊べて、親としても成長の感じられるおもちゃです。
「知育玩具」として販売されているものの中には、積み木でありながら色や数の勉強ができるようなものもあります。
教材
市販のワーク、ドリルや通信教育教材などを使って、小さいうちから勉強の習慣づけをつけていくことができます。
できれば、ふだんのスケジュールの中で決まった時間帯を設けて、教材で学ぶ時間を作ってあげましょう。