2歳では、どの程度数字が言えるのが良いのでしょう?
2歳の子は、人によっては1から10までの数字が言える子やそれ以上の数を数えられる子もいます。
子どもによって、数に興味を示す時期は様々です。
こちらでは、2歳の子どもに楽しく数字を覚えてもらうのに役立つものをご紹介いたします。
2歳児の「数」の力の目安
2歳児は、数を数える「数唱」であれば10まで、子どもによっては20までや100までの数を言えるようになります。一般的には、3歳過ぎで10まで数えることができるようになり、3才半頃になれば、10までを数えるときに途中が抜けなくなったり、100までをリズムよく数えたりできる子が増えてきます。
また、数の概念の理解としては、少しずつですが、数の認識ができるようになってきます。その子によって、数への興味が出る時期は様々なので、2才3ヶ月頃にサイズの違いや数の概念を理解するような行動が出てきます。
2歳で100まで数えられるということを自慢する親御さんもいますが、数を数える時期が早いよりも土台となる数の概念を理解することが大切です。
子どもには、それぞれ数を覚えたい、数えたい時期があるので、このタイミングで教えてあげるとグングン吸収してくれます。
それでも、早めに数に親しむ機会を作ってあげたいと思う方は、子どもが楽しめるような環境を作ってあげるようにしましょう。
Youtubeの歌とアニメで数字を楽しく学ぶ
幼児用のYoutubeで子どもと一緒に数字を口に出して覚えていきましょう。おすすめの動画をご紹介いたします。
すうじのうた
数字の形が、いろんな身近なものに見えるねという見立て遊びをアニメで見せながら、10までの数字を覚えていくことができます。
「数字の1はなぁ〜に?工場の煙突♪」「数字の2はなぁ〜に?お池のガチョウ♪」…
数字の歌 ジャムおじさんの美味しくなあれバージョン!
さきほどの「すうじのうた」のアンパンマンのアニメバージョンです。アンパンマン好きなお子さんなら、こちらの方が喜ぶと思います。
かずの ドーナツやさん
こちらは、可愛い10個のドーナツがダンスをしているうちに一つずつ減っていくというストーリーで、数字とともに数の概念も併せて学んでいけます。
すうじのうた
1~10までの歌のメドレーです。最初は、可愛いベッドにいる子熊が10匹いるのが1匹ずつ減っていくショートストーリー。そのあとは、「1」「2」「3」・・・「10」までのそれぞれの数字のみを取り上げたショートストーリーとなっています。
どの歌もアニメのキャラが可愛く、ノリのいい歌ばかりなので、お子さんが数字を好きになるきっかけとなってくれそうです。
絵本の読み聞かせで数字を楽しく学ぶ
絵本にも、かずをテーマにしたものがあります。数えることの楽しさや数の概念を教えてくれる本など様々な本があります。ふだんやっている読み聞かせで、数字の楽しさに親子で触れてください。
おすすめの絵本をご紹介いたします。
10ぱんだ (福音館書店)
1~10までの数に慣れ親しめます。ページをめくるごとに、かわいいパンダの写真がたくさん出てきます。
「らくらく きのぼり 1ぱんだ」……。とリズム間のある岩合日出子さんの文章を読みながら子どもと一緒にパンダの数を数えてみましょう。
かずのえほん 1・2・3(絵本館)
五味 太郎さんの遊び心がいっぱいの絵本です。ただ、1・2・3を覚えるのではなく「かず」を覚えるための絵本ではなく「かず」と仲良しになれる絵本です。5個のドーナツを10人で食べる時にどうするかとか、どの数とどの数を足したら10になるといった簡単な計算もします。
1から100までのえほん(戸田デザイン研究室)
1から100まで、お話が進むにつれて可愛い動物たちが登場してだんだんと数える数字が大きくなっていきます。物語を楽しむうちに、いつの間にか1から100まで数えられてしまう人気作です。
ドッツカードで数を学ぶ
「ドッツカード」は、数の認識をうながすカードとして、多くの幼児教室や七田式、くもんなどで用いられています。家庭用の教材としても人気があります。
「フラッシュカード」の一種ですが、高速でめくって見せることで数字と数の概念を身につけることができます。また、右脳が働くようになって、コンピューターのような高速計算力や算数の理解の速さ、数学的センスの土台となるといわれています。
画像:くもん出版
Youtubeでドッツカードを見せる番組もあります。ご紹介するのは1から30までの数字を順番に見せるパターンのものです。