幼稚園に通う年代の「通信教育」は、沢山の選択肢があります。そうした通信教育を比較するポイントをお伝えいたします。
小学校に入る前の幼児期の教育には、いろいろあります。
その中で自宅でできる幼稚園年代の通信教育を選ぶというならば、どのような点を重視したら良いか、あらかじめ自分の中で優先順位を決めておくと見つけやすくなると思います。
「うちは、ここを重視したい!」というポイントをつかんで、幼稚園年代の通信教育を比較してみてください。
幼稚園年代の「通信教育」の選び方
せっかくやるからには、子どもが興味を持ってやってくれるものを選びたいもの。
とはいえ、幼稚園に通う年代の「通信教育」はたくさんあるので、比較ポイントがないとどれにしたらよいか、ひたすら悩んでしまうかもしれません。
通信教育は、定期的に届くので、届いた教材を継続して学習していけば、確実に効果は出てきます。
とはいえ、各ご家庭で、目指すところや大切に思える点は違うと思います。
もしまだ通信教育についてのイメージがはっきりしない段階でしたら、下にあげたポイントとなる言葉の中で自分が惹かれるものをもとに探していくとよいと思います。
1.子どもが前向きに取り組みやすそうか
子どもが自然と勉強をやりたい!と思わせるための内容や工夫がされていることで、自発的に取り組んでくれるようになります。
「なんか楽しそう」「勉強って楽しい」という子どもの反応を得たいなら、絵本、DVD、付録、ワークなどがフルセットでついてくる“幼児ポピー”や「しまじろう」のキャラクターと、プロが厳選した付録おもちゃ「エデュトイ」とワークのベネッセの“こどもちゃれんじ”が評判がいいです。
2.料金の安さ
有名どころの通信教材の月額は、800円から3,700円位まで幅があります。
「安さ」を重視するなら、1日1枚20分のシンプル勉強法 シンプルな白黒プリント学習の“がんばる舎”、楽しいイラストいっぱいではあるものの発達段階に応じたカリキュラムによるテキストの“幼児ポピー”がおすすめです。ポピーは、月額980円~1,100円という低価格ですが、オールカラー教材で「ひらがな」「かず」「クイズ」「パズル」など様々なタイプの問題に取り組むことができます。
3.教材の難易度や到達レベル
「うちの子のレベルにぴったりの内容を学習させたい」「うちの子のペースで先取りをさせたい」といった思いをお持ちならば、年齢に応じたコースの受講はもちろん、年齢と異なるコースに申し込むことのできる“こどもちゃれんじ”で。
「考える力を身につけさせたい」“Z会 幼児コース”は、知識を直接学ぶのではなく、子どもが主体的に「なぜ?どうして?」と疑問に思ったり、考える力を養う内容が多いので、幼稚園受験や小学校受験を考えている方におすすめです。文章題が多く出てくるのが特徴です。
「小学受験につながる学習をさせたい」なら“モコモコゼミ”。1歳からのコースが用意されていて、同じ単元を、少しずつ難易度を上げて、繰り返し学習して定着させてくれるシステムがあります。
年長さんになると、難易度の高い問題が解けるまでになります。
小学受験対策の最高峰として知られる「こぐま会」の教材を使用し、中学受験で有名なSAPIX(サピックス)の通信教育「ピグマキッズくらぶ」とも提携しています。モコモコゼミには算数に特化したオプション教材もあるので、算数に力を入れたい方にもおすすめです。
「英語を学ばせたい」なら、基本講座に英語が入っている“スマイルゼミ”。
スマイルゼミは、タブレットによる学習です。ネイティブの発音でリスニングから発音までアニメーションの視覚効果で分かりやすく学べます。内容が簡単すぎると感じたら、別途オプションとして「英語プレミアム」を追加することもできます。
タブレットを使用するということで月3,960円とお高い目ですが、講座に満足できなかった場合、所定の条件を満たすことでタブレット代、受講料共に返金してもらえる全額返金保証制度があります。
「理数系を強くしたい」なら、算数に特化した通信教育の“RISUきっず”。紙のドリルではなく、専用タブレットで、算数の基礎から小学1年前半までの内容を学習する、幼児向けオンライン教材です。
4.勉強の習慣づけがしやすいか
子どもを勉強に向かわせる仕掛けとして、魅力的な教材や付録で、「子どもがとにかく楽しい!と思える」「家庭学習を習慣づけしたい」「机に向かう習慣をつけたい」といった思いに応えます。
月額1,000円程度なのに、フルカラーでイラストいっぱい、ページのボリュームも多い、そしてシールがいっぱいということで、シールをペタペタ貼る遊び感覚で無理なく机に向かうようになるのが“幼児ポピー”です。脳の専門家・運動遊びの専門家が監修した知育ワーク・体を使うワークもあります。
子どもを勉強に向かわせたくなるような知育アイテムを付録としているのが“こどもちゃれんじ”です。着替えやトイレトレーニングといった生活習慣を自然に身につけるサポート内容もあります。
5.親の関わり度はどの程度か
「子どもと一緒に遊びながら学びたい」、体験型の教材とワーク型の教材で構成されているのが“Z会幼児コース”です。幼児期の親子の対話を深めるリアル体験が成長していった時に学びを加速させるという考えで、地頭を鍛える体験を重視しています。
「なるべく一人でDVDやタブレットに向かってやって欲しい」、紙の教材とは違って、タブレットは繰り返し学ぶことができます。また、紙の教材では取り組まない子もタブレットならゲーム感覚でやる子もいます。
タブレットは、ついやりすぎてしまうのが心配という方には1日30分の制限がついた“スマイルゼミ”。専用タブレットの音声による説明通りに進むだけですので、親がサポートする必要がほとんどありません。ひらがな、カタカナ、ことば、数、形、時計、英語、知恵、生活、自然と「10分野」が学べます。
まとめ
お子さんの力を伸ばす通信教育をこちらを参考にしてお選びください。
すぐに飽きたりせずに、主体的に子どもが好奇心を持ったり、興味を持って取り組んでくれるのか?はやってみないとわからないところではあります。
ほとんどの通信教材は、無料でお試し体験をすることができます。
実際の教材よりも量は少ないのですが、どのような雰囲気であるかわかりますし、お子さんの反応を知ることができます。
ぜひ、体験をしてみてから始めてみることをおすすめいたします。