1歳児への言葉の教え方が分からない

抱っこされる赤ちゃん

1歳児への言葉の教え方が分からないでお困りでしょうか?
言葉を話し出した1歳児への教え方が分からない方へ、赤ちゃんの言葉の発達を促す方法をお伝えいたします。

 1歳児の言葉の発達目安

わが子の「言葉の発達」はとても気になりますよね?
赤ちゃんによって、かなり大きな言葉の発達の差があります。

赤ちゃんの言葉の発達は、一般的には

  • 3ヶ月頃からアー、ウーといった喃語(なんご)が始まる
  • 生後6ヶ月以降には、喃語にバー、ブーなどの音が加わる
  • 8ヶ月前後から言葉の意味を理解して行動に移すようになる
  • 1歳前後〜「だめ」と言われると、こちらの顔をみて動きをとめるようになる。「ママ」「パパ」や「まんま(ご飯)」などの意味のある言葉を話し始める
  • 1歳半~2歳くらいには、「ママ ねんね」「ワンワン いた」など2語文が話せるようになる

自治体で行われる1歳6カ月健診では、知的発達の異常をチェックするために、意味のある言葉がいくつか出ているかどうかを確かめます。

母子手帳には、
・「ママ」「ブーブー」など意味のある言葉をいくつか話しますか
・うしろから名前を呼んだとき、振り向きますか
といったチェックリストの記載があります。

言葉の発達というと、言葉がどれ位出ているかの「発語」に注目をしがちですが、言葉の意味を理解する「理解度」もコミュニケーションを取る上では同じく重要です。

実際に1歳半健診では、意味のある単語を数語言えるかどうかを確認していますが、その他に保健師さんとのやり取りを通して、言葉を発する以外の手段で伝える力があるか、理解しているかなどを観察します。

言葉が出てなくとも、パパママが話すことを聞いて体の動きが反応していれば、耳は聞こえています。わが子の言葉がなかなか出なくて心配されているご家庭でも、赤ちゃんが

・音がした方を向く
・おいしいね、と言うと笑う、うなずく
といった反応をして、「まんま」や「まー」などの言葉を発していれば、心配の必要はありません。

赤ちゃんとママの会話

とはいっても、言葉を話してくれると大人側もコミュニケーションが取れて嬉しいものです。

次に、どのようにして言葉を教えていくのかをお伝えいたします。

 

赤ちゃんの言葉を増やす教え方

赤ちゃんの言葉を育むうえで、大切なのがママやパパの関わり方です。

赤ちゃんとの信頼関係を築く

赤ちゃんは、言葉に繋がるコミュニケーションの力を少しずつ獲得していきながら成長をしていきます。その時に、周りにいる大人が安心する、心地の良い存在であるということを気付いてもらうことから始めましょう。

赤ちゃんに話しかける時は、笑ったり、頬ずりしたりすることは、赤ちゃんとの大切な信頼関係を築くキャッチボールです。そうした積み重ねが信頼関係へとつながっていくのです。

たくさん話しかける

赤ちゃんが言葉を発するようになるには、聞いて理解できる単語が100語必要と言われています。

日常の会話だけでは、100語にならないので、実況中継のアナウンサーのように子どもが「見ているもの・聞いているもの・感じていること・動き」に言葉をかけるようにしてみましょう。

その時に、気をつけたいのが話し方です。「目を見てはっきり、ゆっくり、丁寧に話す」ように心掛けましょう。赤ちゃんは話す人の口の形を覚え、音をきちんと聞き取れるようになります。

  • 世話をしながら話しかける→ミルクを飲ませながら「元気にミルクを飲んでいるね」「美味しいね」
  • 大人の自分の行動や気持ちを言う→「パパが帰ってきたよ」「暖かくて気持ちいいね」
  • 子供の興味関心に合わせた言葉をかける→「カッコいい車が走っているね」「可愛い花だね」
  • 子供の気持ちを代わりに表す→「楽しいね」「やったぁ!」

赤ちゃんに話しかけるパパ

絵本の読み聞かせ

語彙を増やす手段として、王道なのが「絵本の読み聞かせ」です。

絵本は、一緒に読むことでコミュニケーションもとれるので、お膝の上に乗せて読んだり、絵本を指差しながら読んであげて下さい。

何を読んであげればいいか迷ってしまったら、「くもん推薦図書」から選ぶことをおすすめします。くもんには、「200 読み聞かせ1万 賢い子」という標語がある位、力を入れているんです。

くもんの推薦図書5Aは、対象年齢が0歳~2歳となっていますので、まずはこちらから選んでいきましょう。5Aのランナップはくりかえしを用いた、リズム感のある絵本や、赤ちゃんが喜ぶ色彩の絵本などです。

公文の推薦図書は、毎年更新されています。推薦図書一覧表をpdfで見ることができます。

くもんの推薦図書一覧 ▶▶▶

歌を歌う

歌を何度も聞くことで、言葉を自然と覚えることができます。

子供の分かりやすいシンプルな歌、童謡や手遊び歌がおすすめです寝かしつけの時には、子守唄を聞かせてあげましょう。

また、「リトミック」もおすすめです。音楽に触れあいながら、体を動かすことで身振りを交えたコムにケーションを経験できます。身振りを使った自己表現はシンプルなので、言葉を発するよりも早く習得できる場合もあるんですよ。

リトミック

言葉を覚えるのにおすすめのおもちゃ3選

1.新装版 にほんご えいご おしゃべりことばのずかん

(ベネッセ/希望小売価格4,378円(税込))

新装版 にほんご えいご おしゃべりことばのずかん

画像:たまひよSHOP

絵本のイラストにタッチすると、タッチペンに内蔵されたスピーカーからおしゃべりや音が聞こえる! うたやクイズをおり交ぜながら、たのしく学べることばのずかんです。

こどもにわかりやすい可愛らしい絵で、ことばというよりも「音の出るおもちゃ」として楽しみ、次第にことばに興味を持つにしたがって言葉を覚えていき始めます。

日本語・英語、たっぷり633語収録!1歳代~6歳代までが対象年齢なので長く使えます。

2.アンパンマン おしゃべりいっぱい!ことばずかんSuperDX

(セガトイズ/希望小売価格10,780円 (税込))

アンパンマンの「ことばずかん」は、たくさんのキャラクターや言葉の名前が載っている絵本です。2010年の販売開始から、ママやパパ、赤ちゃんに長く愛されていて、おもちゃ大賞を2回受賞しています。

タッチペンで絵本をタッチすると、絵にあったものの名前をアンパンマンたちがおしゃべりで教えてくれるので、まだ文字が読めないお子さんでも目と耳から理解することができます。

ことばずかん
画像:セガトイズ

絵を付属のペンで押すだけで日本語・英語・二語文の3種類で遊べて、おしゃべりの数も2800種類以上あります。

1歳~1歳半くらいならペンを使っていろいろな音を聞いたり、言葉をつないでオリジナルのお話を作るなどして、親子で楽しく言葉のやり取りを広げられるおもちゃだと思います。

 3.ミミクリーペット

タカラトミーアーツ/希望小売価格3520円(税込))

言ったことをなんでもモノマネしてくれる、ちょっとユニークなぬいぐるみが「ミミクリーペット」です。

ミミクリーペット
画像:タカラトミーアーツ

ハリネズミ・ハムスター・ロップイヤーなどのふわふわでモコモコのぬいぐるみが少し不思議な高い声で、頭を上下にフリフリしながらモノマネしてくれます。

繰り返される自分の言葉に、赤ちゃんは大喜びします。

日本語だけでなく、英語や中国語も対応で、声のボリュームまで再現してくれるぬいぐるみです。

1歳6~11カ月のお子さんに。

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