2歳児が勉強することのメリット

両親と一緒に勉強する2歳の女の子

2歳児の勉強がすることのメリットについてお伝えいたします。
2歳に適した勉強をするメリットは、その後の学習の能力を伸ばすことができることです。
こちらでは、どのような勉強方法をしたらいいかも含めて、ご紹介していきます

2歳児の勉強とは、どのようなもの?

2歳児の勉強は、「脳を育てること」「非認知能力を育てること」です。机に向かうだけでなく、遊んでいる時も勉強タイムです。

脳を育てる

2歳児に勉強をして欲しいと思うママやパパがいらっしゃると思います。
さて、では「勉強」というと、どのようなことをお考えでしょうか?

ドリルやプリントなどのワークだけをイメージされている方もいらっしゃると思いますが、読み書きや足し算のようなことを教えるよりも大切なことがあります。

2歳児にとって、大切な勉強は、知識を詰め込むようなことではなく、「脳を育てる」ことです。

2歳児の可能性を伸ばしてあげるためには、手っ取り早く詰め込むよりも、受け皿となる脳の準備を整えていくことが大切です。

子供が「自分で発見する」ことで、知識や知恵がしっかりと脳に根付いていきます。
それが、早期教育として新しい情報を次々に与えられてしまっては、自分で見つけて感動する機会が奪われてしまうことになります。

非認知能力を育てる

いま、幼児教育で重要視されている言葉に「非認知能力」があります。

テストなどで数値化できる認知能力ではなく、自己肯定感、やり抜く力、自制心、協調性などの人が心豊かな人生を送る上での欠かせない力です。

自我が育っているということは、非認知能力が育っているということでもあります。

この非認知能力のことを文科省の2020年3月に改訂された学習指導要綱では、“生きる力”や“学びに向かう力”と称し、子ども自らが学ぶ力や思考力の形成の大切さを大きく打ち出しています。

もちろん、知能検査で測定できる「認知能力」も大事な力ですが、認知能力は、非認知能力が高まることで一緒に上がっていくという性質があります。ともすると目に見える認知能力を高めることに関心が向きがちですが、非認知能力の高さが、将来の学歴や所得にまで影響してくるというアメリカでの研究結果もあるほどです。

 

2歳児は、1歳児の頃よりも自分の体を上手に動かせるようになり、行動範囲もさらに広がっていきます。
それと共に、様々なことに対しての好奇心も高まっていき、「なぜ?」「なに?」「どうして?」という言葉も多く聞かれるようになります。

2歳児の勉強を取り組む上では、子供に自信や、やる気、挑戦する力などを身につけていかせることを目標に、子供の興味・関心を引きながら、楽しんで学んでいけるようにしてあげて下さい。

 

また、2歳児は、子供の自我が芽生える頃で「イヤイヤ期」を迎える頃でもあります。
「いや!」「自分でやる!」といった主張に手を焼いているかもしれませんが、これはお子さんの自我が正常に育っているということ。

子どもの自我が育っていると肯定的に受け止めて、一緒に感情的にならずに、イヤイヤの後ろに隠れた気持ちを汲み取って接するようにしましょう。

子どもは、自分のことを受け止めてくれる愛情をもった存在がいることで安心して育っていきますので、暖かい目でお子さんを見守れるようにしてあげてください。

2歳児が勉強するメリット

では、2歳児が勉強をするとどのようなメリットがあるのでしょうか?主に3つのメリットをあげることができます。

脳の発達を助ける

3歳までは、脳の発達が著しい期間と言われるため、勉強をすることで初めての経験や知識が子供の好奇心をかきたてて、脳への刺激となります。

この時期に適切な教育をすることで、記憶力や想像力の発達を助けることが可能です。

絵本の読み聞かせやごっこ遊び、おままごと、工作などは記憶力、想像力を伸ばすのに効果的です。

子供の得意や興味を知ることができる

子供によって、好きなことや得意なこと、興味のあることはマチマチです。

また、先ほどお話をした非認知能力を伸ばす遊びとして、自然の中での泥んこ遊びや、砂場遊び、自然集め、積み木やブロック遊びがあります。色々な世界を知ることのできる絵本を読むことも、子供の言語力や想像力を高めます。
子供が夢中になってくり返し遊ぶ遊びは、非認知能力を高めます。

 

プリントやドリルだけでなく、様々な勉強をすることで、どんなことが好きな子なのかを知り、得意分野を引き出せる可能性があります。得意分野の専門的な教育をさらに受けることで、才能を伸ばすこともできるかもしれません

集中力を養うことができる

家庭での勉強であれば、プリントやドリル、工作などをすることで、集中力を身につけることができます。

といっても、子供は自分が楽しいものでないと集中して取り組むことは難しいので、子供の様子を観察して楽しんで取り組めるものを探すようにしましょう。

習いごととして、水泳や体操、ピアノ、英会話、幼児教室なども、先生の指導の下、お友達と一緒に取り組むことで頑張ろう!という気持ちになりやすいのでおすすめです。

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