0歳からの右脳教育として「フラッシュカード」は人気の学習方法です。
0歳からフラッシュカードを始めることで、多くの情報をインプットし右脳を活性化することができます。
こちらでは、0歳児のフラッシュカードのやり方や注意点についてお伝えいたします。
フラッシュカードとは
フラッシュカードは、A5サイズ位のカードの表に絵・裏にはその絵の名前が書かれているカードの書かれた絵や文字を素早く次々と見せながら大量の情報をインプットすることで、右脳を活性化する教育方法です。
フラッシュカードの目的は、「右脳の力を引き出すこと」にあります。
高速で素早く見せていくことで、論理的な思考を得意とする左脳は判断が追いつかずに、視覚理解を得意とする右脳での情報処理が優先的に行われるため、記憶回路を大きくすることができます。
カードで効率よく知識を詰め込むことよりも、大人になっても使える記憶能力をアップさせることが目的なのです。
フラッシュカードは、0歳から3歳まで毎日使うとよいと言われる教材です。
というのも、3歳位からは左脳が優位に働くようになるので、フラッシュカードの臨界期は5~6歳と言われています。
画像:七田式オフィシャルストア
フラッシュカードのやり方
フラッシュカードをおうちでの知育に取り入れようと思っている方も多いと思います。
0歳児に利用するフラッシュカードの種類を選ぶときは、子どもの興味に合わせて選びましょう。その方が良く見てくれます。
七田式、くもんなど色々な会社から販売されており、その内容は「食べもの」「のりもの」「どうぶつ」「ドッツ(数)」「ひらがな」「えいご」などがあります。
無地のフラッシュカードも販売されていますので、シールを使ったり絵を描いたりして、自分で手作りをしていらっしゃる方も多くいらっしゃいます。
フラッシュカードは、正しいやり方で見せなければ、せっかくの効果が得られなくなってしまいます。
まだお座りができない赤ちゃんには、寝させた状態のままでもOKです。
赤ちゃんからフラッシュカード をする時間は、1日合計で10分以内を目安に。
0歳児の集中力が続くのはせいぜい1~2分です。1日に10分を、1回2〜3分を1日3回から4回に分けて行うようにしましょう。
最初は、慣らすために少しずつ様子をみてやっていきます。
そこから徐々にカードの枚数を増やしていくようにしましょう。
まだ赤ちゃんなので、それほど高速でカードをめくらなくてもOKです。
フラッシュカードの学習が親のおしつけで終わらないためには、子どもが何に興味をもっているのか、何を見てどんな反応をしているのかなを観察して、楽しんで参加してくれるように関わることが大事です。
また。公文の漢字カード、七田式のかな絵ちゃんカード、七田式のドッツカードを全部で1回10分ほどでやっているというchika__lifeさんのインスタグラム投稿をご紹介いたします。詳しく、ご自宅でのやり方を紹介されていらっしゃいます。
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フラッシュカードの注意点
フラッシュカードをする時には、リラックスした状態で右脳回路を開きやすい環境を作ってから始めるようにしましょう。
具体的には、気が散るような環境ではなく、取り組みをする場所の周りは片付いた状態で落ち着ける環境で始めることです。
右脳のスイッチを入れやすくなります。
また、本来子どもは、興味を持ったものについて「もっと知りたい!」と思い知識を深めるものです。
けれども、フラッシュカードの学習は「触覚」「臭覚」「聴覚」をまったく使用しません。
幼児期は、五感を使って世界の物ごとを知ろうとしている時期です。
そのため、0歳からフラッシュカードによる学習を始める際は、フラッシュカードに頼りきるのではなく、フラッシュカードをある程度見せたあとは、実物や現実と結びつけていくことが大切です。
たとえば、フラッシュカードでりんごを教えたら、その後実際にりんごを触り、匂いを嗅いだりしてみることで、脳にインプットされる情報量は桁違いに多くなります。キリンや象を教えたら、動物園で実物を見せるなどといったように実際の体験もさせることで、子どもの好奇心はより刺激することができるでしょう。
おすすめのフラッシュカード
フラッシュカードには、さまざまな種類のものがあります。子どもの年齢に応じたカードの絵の種類を選んで、子どもが興味を持てるようにしましょう。
もっとも一般的な市販のカードは、B6やA5サイズくらい紙製のカードに印刷されたものです。そのカードに書かれたイラスト・文字などの内容のジャンルは多岐にわたります。紙製のフラッシュカードのメリットは目に優しいところです。
各ジャンルごとに単品での販売もされていますし、大容量のセット販売もされています。
また、日本製のもの以外にも外国製のものもありますので、英語学習も進めたいと考えている方は、そちらを使ってみてもよいでしょう。
そのほかに、カード+DVD付きのもの、アプリを使ったもの、タブレットやパソコンを使った形態のものなどがあります。
紙媒体のフラッシュカード
日本の会社のフラッシュカードでラインナップが豊富にそろっているのは、七田式、くもんです。
七田式
右脳教育で有名な七田式は、フラッシュカードを用いた教育で有名です。
七田式教育では、フラッシュカードを用いる目的として、0~5歳の子どもに通常の4倍の語彙力を獲得すること。さらに、1枚1秒の高速で、大量の語彙を吸収するため、お子さまの脳を活性化し、 記憶力そのものを伸ばすことができるとしています。
そんな七田式には豊富なシリーズのラインナップがあります。ドッツカード(記憶力・高速計算力)、かな絵ちゃん(日本語語彙力・英語語彙力)、とけい、国旗、名画、名所、近い地理、日本地理などがあります。
先ほどの七田式の動画では、かなり高速にカードをめくっていましたが、0歳児の赤ちゃんにはもっとゆっくりカードを見せてあげるのでよいようです。下の七田式教室でのフラッシュのテンポを参考にして下さい。
初めてのフラッシュカードとしては、0~5歳が対象の『七田式おためしカード』がおすすめです。ちょっと、フラッシュカードを使って効果を試してみたいという方にピッタリの内容です。2,640円(税込)
画像:七田式オフィシャルストア
フラッシュカードの使い方を解説したガイドも入っています。 |
フラッシュカードの取り組みに興味はあるという方は、まずは「七田式おためしカード」を使用してみてもいいかもしれませんよね。
フラッシュカードをもっと使っていきたいという方には、A5サイズのフラッシュカード600枚と白紙カード10枚がセットになった七田式の「かな絵ちゃん日本語セット」は、いかがでしょう。
動物や植物、食べ物、乗り物、楽器などのほか、スポーツや職業などの名詞を表した絵柄のジャンルが豊富です。カードのイラストだけでは、わかりにくい「動作」を表す言葉600語をアニメで紹介したDVDつきのセットもあります。
画像:七田式オフィシャルストア
・かな絵ちゃん日本語セット 29,480円(税込) ・かな絵ちゃん日本語セット+DVD 35,640円(税込) |
▶▶▶七田式オフィシャルストア
くもん
『くもんのカード』は、0歳から使うことのできるB6サイズの厚紙のカードの表にイラスト、裏に言葉や数が書かれているくもんオリジナルの教具です。
カードに書かれた絵を見せて読んであげたり、何の絵か当てっこしたり、文字を読み上げたりと、親子でカードを使ってやりとりすることで自然と語彙を増やすことができ、数の感覚や、さまざまな知識をつけていくことができます。
カードのバリエーションは現在77種類あります。あまりに多い…ので、進め方は下のくもんのおすすめのステップを参考にしてください。
くもんのカードの説明や赤ちゃんへの使い方については、こちらの動画を補足としてご覧ください。
くもんのカードをあの三男一女東大理III合格で有名な佐藤ママも全部使っていたそうです。「カードを次々とめくると絵本のように使える。楽しくみてしまうので、なんとなく覚えてしまう。字の大きさが子どもに程よく都合がいい。」といったことを動画内でおっしゃっています。
くもんのカードは、脳の刺激に良いという効果だけではなく、「親子のコミュニケーションを大事にする」というコンセプトがあります。
くもんのおすすめは、『CD付き童謡カード1集』です。よく知られている童謡を中心に、覚えやすい歌30曲を収録されています。
1,980円(税込)
先ほどの動画で佐藤ママが冒頭に触れているのがこの童謡カードです。「歌詞を正確に歌いたい」ということから、このカードから、くもんのカードに取り組んだそうです。
くもんは「読み聞かせ1万、うた200、賢い子」というキャッチフレーズにもあるように、うたに力を入れています。童謡カードは、CDと歌詞カード付きのうたを楽しく学ぶのに便利なシリーズです。(童謡シリーズは1~3集まであります。)
絵を見ながら、繰り返し歌うことで、子どものことばの発達を促すだけでなく、文字への興味を高めることができますので、ことばの世界が広がっていきますね。
くもんの『生活図鑑カード』シリーズは、リアルな絵柄が魅力です。たべものカード、くだもの やさいカード、動物カード、乗り物カード、マーク 標識カードなどがあります。
『たべものカード』は実際に、生活に身近で、口にすることの多い食べ物の中から、お子さまの大好きな食べ物を中心に31品を収録しています。
990円(税込)
お子さんといっしょにカードを見ながら声に出して食べ物の名前を読むことで、自然に名前を覚えたり、ことばへの関心が高まります。
DVD媒体のフラッシュカード
七田式ではDVD付きの商品、くもんではCD付きの商品をご紹介してきましたが、DVDが主体となっているフラッシュカード教材が『星みつる式 フラッシュカードDVD』です。(赤ちゃん~小学生までが対象)
NHK・Eテレの子ども番組の制作者の星みつる先生が右脳トレーニングとして開発した開発したDVD教材は、音楽に合わせてリズミカルに写真やイラストなどの大量の絵カードを切り替えていくというものです。
フラッシュカードDVDは、画面の中のキャラクターが見ている子どもに向かって声を掛けたり、クラシック音楽や美しい映像などを交え、子どもの興味を広げ、子どもが主体的に取り組める数々の工夫が盛り込まれています。紙のカードでは表現できなかった音感教育(リトミック・聴音)や英語のネイティブの発音など、より幅広いジャンルの知識を簡単に学習できるようになりました。
『ジーニアス36巻セット』は、22,000枚の絵カードを36枚のDVDに収録したフラッシュカード教材です。子どもの才能を引き出し、伸ばすには、興味のもとになる百科事典のようなさまざまな分野の知識を収録した大容量の教材です。(各DVDは18~27分収録。1巻で平均600枚以上のカードが収録されています。)
85,905円(税込)
画像:星みつる式・DVD教材
ジーニアス36巻を4分割の9巻ずつにしたセットは、DVD9枚ずつで各22,000円(税込)です。
星みつる式フラッシュカードDVDの内容は、こちらのサンプル動画でご覧ください。