0歳児への教え方、おすすめは「なぜ、赤ちゃんはこんな行動をするのか」を理解して向き合うことです。
0歳児の発達段階に合った教え方で「いい脳」に育てるおすすめ方法をご紹介します。
子どもが幸せに過ごしてくれるために「いい脳」に育てるポイントをお伝えいたします。
脳をバランスよく育てる
どんどん成長する赤ちゃん、ひと月ごとにやれることが増えていく姿を見ると可能性をもっと伸ばしてあげたくなりますね。
子どもの素質や才能については、脳科学研究の「才能逓減の法則」という法則が注目されており、人が持つ才能をもっとも多く引き出せるのは0歳のときであるとしています。
体とこころを動かす「脳」は、3歳までに飛躍的な成長を遂げ、約80%はほぼできあがってしまいます。
画像:こころの科学
それなら、「ぜひ脳を発達させてわが子を頭のいい子に育てたい!」とお思いになるかもしれませんが、脳の働きは知能だけでなく、生命維持や心を司るのも脳の働きです。
脳をバランスよく健康的に育てていくためには、「五感からの刺激」が重要です。
実は赤ちゃんの脳細胞の数は、大人とほぼ同じなのですが、脳の情報処理を行うニューロン同士はつながっていません。生まれたばかりの赤ちゃんにはシナプスという接続点がほとんどなく、成長につれてシナプスが増えることで、言葉を覚えるなどで成長していきます。
シナプスが増えるために、必要となるのが「五感からの刺激」なのです。
0歳の赤ちゃんへの教育とは何かを教え込むようなことはなく、五感からの刺激を与えるだけです。
親子のスキンシップや赤ちゃんとのコミュニケーションを楽しんだりすることが、教育の土台となります。
焦らずに、日常生活からできることから接していきましょう。
発達に合わせた刺激とは?
子どもの脳を育てるためには、「今どのような発達段階にあるのか」を理解したうえで適切な刺激を与えてあげることが大切です。
下は、0歳から1歳までの発育・発達の目安です。
【生後3~5カ月】できるだけ赤ちゃんのそばにいてあげる
赤ちゃんは生後間もないころは「聴覚」が最も発達していますが、3カ月に入るころになると首がすわるため「視覚」がどんどん発達して、聴覚より優位になってきます。
そうした時期、そばにいる親との強い信頼関係を結び始めようとします。
たくさん話しかけたり、体に触れたりして親子の絆を深める機会を持つようにしましょう。
この時期には「いないいないばあ」の遊びがおすすめです。
「いないいない」で消えた親の顔が出てきてくれることで、困った時にいつでも現れてくれる安心できる存在であることを学ぶことができます。
安心感という土台があってこそ、色々なことに興味を持ち始めるようになるのです。
【生後6カ月~1歳】共感能力を育む
生後6か月頃になると、ママパパの声を聴き分けて周囲の音に反応するようになります。
また、この頃はつかまり立ちを始める時期で、自分が興味を持ったものに自分の力で近づいたり、触ったりするようになります。
この時期は、五感がとても高まる時期で、「共感能力」を育むためにはとても重要な時期です。
「共感能力」を育むために効果的なのが「絵本の読み語り」です。
「読み語り」を聞いている子どもの脳は、感情の動きをつかさどる「大脳辺縁系=心の脳」が活性化することがわかっています。また、実は「読み語り」をしている読み手の脳も「前頭前野」付近が活発になり、親の気持ちも落ち着き、イライラせずに子どもと接することにもなります。
人間には、共感細胞と呼ばれる「ミラーニューロン」という神経細胞があるのですが、目の前にいる人の言動を脳内で自分のことのようにシミュレートするのが「ミラーニューロン」の働きです。
読み語りの時は、こわい、悲しい、うれしい、楽しいなどがわかるように感情たっぷりに読んであげるようにしましょう。
わが子にどんな絵本を選ぶかにお困りの時には、くもんが運営するうた・絵本情報のサイト「ミーテ」がお役に立ってくれます。赤ちゃんの年齢別に紹介がされています。
ミーテでは、読み聞かせの記録をしていけるアプリもありますので、記録をしていくことでお子さんの成長がわかるのも楽しみですね。
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