1歳児の幼児教育として、いつまでにどんなことをしたら良いのでしょうか?
1歳でやっておきたい教育として、いつまでにどのようなことをしたら良いかまとめました。
体も心も大きく成長する1歳児には「知育遊び」をするとどんどん吸収してくれます。
成長を遊ぶことで応援してあげましょう。
1歳児の発達段階
1歳の時期は、赤ちゃんから子どもへと転換していく期で、人の成長の中でも最も成長が著しく、目まぐるしく成長する時期です。大脳神経系の80%は、3歳までに形成されます。身体の基本的な運動は、おおよそ2歳までにできあがります。
この時期に、成長にあわせたより良い刺激と遊び、愛情をどんどん与えてあげることで、より発達を応援することができます。わが子や親御さんのペースにあった進め方をしていってあげてください。
1歳から2歳にかけて、ハイハイから伝い歩き、そしてヨチヨチ歩きと、一人歩きができるようになる子が多くなり、行動範囲がぐっと広がります。また、指を器用に動かすようになり食事の際にスプーンを使い始めたり、クレヨンで線をひいたりできるようになります。
この時期、発語も少しずつ出始めて、言葉も1単語から2語文を話せるようになります。ママパパとのコミュニケーションも取れるようになってきます。
1歳のうちにやっておきたい「知育遊び」
心や体が成長してくる1歳児におすすめの「知育遊び」をご紹介いたします。
手先を器用にする遊び
知育・幼児教育で特に重要視されているのが、手先を器用にすることです。
指は脳と繋がっているので、脳の発達を指せる多くの刺激を与えることができます。代表的なものに「ひも通し」があります。モンテッソーリ教育では定番の知育玩具として知られています。
シールを貼る遊びなども指先を動かすおすすめの遊びです。
この投稿をInstagramで見る
見立て遊び
「見立て遊び」は、自然と身近にあるものを別のものに見立てて行う遊びです。1歳3カ月頃からみられるようで、「ごっこ遊び」の前段階の遊びとも言われています。
代表的なのは積み木を物に見立てて、食べるふりをしたり、電話をするふりをしたりするような遊び方です。他のものに見立てることで、想像力や思考力や語彙が発達します。
この投稿をInstagramで見る
ごっこ遊び
「ごっこ遊び」は、おままごとやお店やさんごっこ、ヒーローごっこなど、子どもの定番のイメージ遊びで、子どもの想像力や思考力を伸ばします。
一緒に遊ぶ人とのコミュニケーションを取ることで、コミュニケーション能力や協調性も発達することでしょう。
この投稿をInstagramで見る
絵本の読み聞かせ
「読み聞かせ」は、少しずつ言葉を理解するようになる1歳児にぜひ行っていただきたい知育です。
大きなメリットとして、親子のコミュニケーションが深まることがあります。本を読んでもらうこと、そばにいてスキンシップを取ることで、お子さんは愛情を感じ、自己肯定感を養います。
絵本は、想像力と感受性を育みます。できるだけ、いろいろなジャンルの絵本に触れるようにしましょう。
とはいえ、まだ言葉がすっかり理解できているわけではないので、集中力を育てるためにもお子さんの好きなもの、興味を持てるものから入っていくと良いでしょう。子どもの集中できる時間は「年齢+1分」といわれており、仕掛け絵本や音が出る本などは、集中を切らさずに楽しんでもらいやすい本です。
この投稿をInstagramで見る
お絵かき
「お絵かき」も手先、指先を使う遊びの一つです。絵を描くために親指と人差し指と中指、この3本の指でクレヨンを持って動かして描くという行為をする中で、手先の力加減も学ぶことができます。
1歳児にお絵描きをさせてあげるときは、できれば持ちやすい「ベビーコロール」のようなクレヨンを用意してあげましょう。
この投稿をInstagramで見る
1歳児の成長を促すための接し方 3つのポイント
1歳児の成長を促してあげるための大人の接し方の3つのポイントをお伝えいたします。
子どもの意思を尊重
1歳児になると自我が芽生え始め、「好き」「キライ」、「したい」「イヤ」など自分の意思を持つようになります。
また、1歳半頃になると急にイヤイヤが多くなることがあります。
まだ、言葉で自分の気持ちをうまく表せない1歳児に接するときに大切なことは、子どもの気持ちに共感と理解を示すことです。
子どもをよく観察して気持ちを汲み取ってあげて、その気持ちを尊重してあげましょう。
大人は、一生懸命に経験を積もうとしている子どもと共感やサポートをするようにして、コミュニケーションをはかっていきましょう。肯定されることで子どもは安心し、自己肯定感が高まります。
子どもは、自分のことを尊重し援助をしてくれる人を信頼し、その信頼感は子どもを良い形で成長をさせていきます。
サポート役に徹する
1歳児は、「自分でやりたい!」という気持ちを持つようになります。「自分でやる!」は、自立心の表れです。
とはいえ、大人のやり方をやろうとしても、上手くいかないことが出てくるでしょう。
まずは、やらせてみて見守り、サポートすることに徹しましょう。
どうしても手助けしてあげたくなると思いますが、言葉と動作で伝えながら、一緒に行うようにするのがオススメです。
子どもは「できる」「できない」を繰り返しながら、少しずつ上達し「できる」ようになっていきます。少しずつ「できる」ことを増やしていくようにしましょう。
自主性を大切にできる状況を作る
一生懸命に挑戦をする子どもの挑戦を取り組みやすい状況を作ってあげることも効果的です。
たとえば、子どもが「自分でやりたい!」とお着替え、ボタンのつけ外し、食器の片付けなど、まだ一人でできないようなことをやろうとすると「あなたには無理よ」と決めつけたり、「早くして」と急がせたりしがちです。
がんばってやっている間は別のことをするとかして、時間の許す限りはとことんやらせてあげましょう。
できずにかんしゃくを起こしたり、泣いたりするような時には、ダメ出しではなく「こうしてみたら?」「このほうが良いんじゃない?」といった提案をしてあげてください。
また、子どもが取り組みやすいようにあらかじめモノに工夫をしておくことで、子どもが挑戦しやすくなります。
「子どものやる気を尊重し、できる限り応援してあげる」サポート役として、遊びや日常生活の中、子どもの可能性を伸ばしてあげましょう。