2歳児への言葉の教え方が分からない

2歳児ファミリー

2歳児の言葉の遅い、早いが気になるけれど教え方が分からないでお悩みでしょうか?
2歳児のわが子への教え方が分からない方に、効果のある方法をお伝えいたします。
「言語の爆発期」と言われる2歳児の言葉の発達を促して、コミュニケーションを楽しめるようになりましょう。

2歳児の言語成長のめやす

2歳児となると、話せる言葉が増えてきます。子供によってその成長には本当にそれぞれで個人差がありますが、どの程度、話すようになるかの目安を先にお伝えいたします。

二語文・三語文を話すことができる

「ママ、ねんね」「ワンワン、きた」というような2語、もしくは「パパ、こうえん、いこー!」「ママ、おもちゃ、とって」といった3語からなる文を話すようになります。

語彙の量が24カ月頃で200~300程度まで増える

意外と子供の語彙の数は、多いものです。30カ月頃で450語、36カ月頃で1000語位と言われています。

質問が増える

さまざまな出来ごとに興味を持つようになり「これは何?」「どうして?」など質問をたくさんするようになります。
また、ヒトやモノの名前に興味を持ち、知りたがるようになります。

気持ちを言葉で表現できる

どんなことでも自分でやってみたいと思う自発性が生まれるけれど、思い通りにいかないことで泣いたりする「イヤイヤ期」を迎える2歳児。「イヤ!」「じぶんでやる!」と怒ったりするのも、自我が成長している証です。

子供は、生活や遊びの会話の中で自然と言葉を覚えていくものです。

けれども、「周りの子に比べてうちの子は言葉が遅い」と心配してしまう方は多くいらっしゃいます。
子供が多くの言葉を覚えることができるようにするコツを次にお伝えしていきます。

2歳児への言葉の教え方のコツ

いま、あまり言葉の数がない子も、2語文を話す子も、同じように一生懸命に言葉を覚えようとしているところです。

言葉の発達がゆっくりな子もいますが、ある日、突然にそれまで蓄えた多くの言葉を話し始める「爆発期」を迎える子もいます。
周りの大人たちは積極的に話しかけ、子どもの語彙力を高めてあげるように意識していくようにしましょう。

コミュニケーションを取る機会をたくさん作る

子供と正面から向き合う時間を意識して作ることが重要です。親子でのふれあいを増やし、たくさん話す機会を作るように心掛けましょう。

といっても「言葉がけは大切なようなので、何か言葉をかけなくちゃ」という義務感から一方的に言葉を伝えるのではなく、子どもと一緒にいることを楽しんで、一緒に色々な活動をすることで言葉は自然と生まれてくるものです。

親子でのコミュニケーションを積極的に行うと、子どもは言葉に対する興味を持つようになっていきます。子どもの顔を見ながら、分かりやすいように、ゆっくりと、はっきりと話しかけましょう。

語りかけを積極的に行うことで、子供はどんどん言葉を吸収していきます。

また子供は、話す練習をしているので、上手く話せなくとも、話している時は間違っていてもさえぎったりせずに、うなずいたり、共感したりして話を聞いてあげるようにしてください。

子供は話すことの楽しさを経験すると、もっと話したくなってきます。

お話をするママと子供

名詞、形容詞、動詞を教える

子供が言葉を話すためには、言葉の意味を理解する必要があります。
実際の体験と、モノと言葉が結びつくことで言葉が身についていきます。

「このパンはおいしいね」「赤いイチゴがおいしいね」など、ちょっとしたことを言葉にして話しかけてみてください。

名詞のほかに、形容詞や動詞も会話の中で取り入れるようにしましょう。2歳児に教えたい形容詞や動詞は次のものです。

形容詞 「大きい」「小さい」「熱い」「冷たい」「怖い」「暗い」など。
動詞 食べる」「寝る」「ちょうだい」「泣く」など。

 

絵本や図鑑を読む

子供と一緒に、絵本や図鑑を読みましょう。

言葉を理解し、覚えるためには、その言葉の具体的なイメージが分からなければいけませんが、絵本や図鑑はその具体的なイメージを伝えてくれるものです。

もし、子どもの知らない言葉がでてきたら、その言葉が示す絵を指さしながら読んであげてください。

絵本を読む親子

絵本は、子どもが言葉そのものを覚えることだけでなく、言葉の美しさや面白さを知り、言葉への興味を持つことにもとても役立ちます。

子どもが絵本の内容をわからない場合でも、好きな絵の絵本で文章を読んであげると、少しずつ本に載っている言葉や言い方を覚えていくことにつながります。

好きな本をくり返し読んであげて言葉を覚えていくことで、子ども自身も自分の気持ちを上手に言葉で伝えられますし、相手の気持ちも理解しやすくなるため、他人とのコミュニケーションの幅が広がります。

 

読み聞かせをする絵本に迷った場合は、まず子どもが興味を持ったものや、本人が読みたいと思ったものから始めてみましょう。

大人が選んだ本に興味がない場合も、成長過程でそれまで興味の持たなかった本を読むようになることもあるので、気楽な気持ちで本選びをしてみましょう。

2歳児への絵本選びについては、こちらの記事をどうぞ

また、2歳児への勉強方法について知りたい方はこちらの記事をどうぞ

 

 

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