1歳児向けの教育は、家庭で取り組むことのできる通信教育がおすすめ。
発達の差が大きい1歳児への教育は、通信教材ならお子さんに合ったものを選びやすいと思います。
子どもの将来を豊かにするために取り組みたいとお考えのことと思いますが、子どもに「何を学ばせたいか」「何を伸ばしていきたい」で教材を選んでいくと良いでしょう。
こちらでは、1歳児向け通信教育教材についてお伝えいたします。
1歳児になるわが子に何を学ばせたい?
1歳児は、歩き始めたり、言葉を話し始めたり、自分でご飯を食べられるようになったりと赤ちゃんの時期から幼児期へと大きく成長をとげていく時期です。
そうした子どもの成長を見ると、「もっとできることを増やしてあげたい」「色々なことができるようにしてあげたい」という思いの方も多いのでは?
通信「教育」というと、「勉強」というイメージがあるかもしれませんが、1歳児向けの通信教育の教材は遊びながら楽しんでいるうちに学べるものとなっています。
1歳児は、脳が急速に発達する時期です。この時期の子に必要な勉強は、脳やからだの発達をサポートするための勉強方法です。
ご存じの方も多いと思いますが、赤ちゃんは手指を使って、周りのものを見て、触れて、握ってさまざまな事柄を学んでいきます。手の動きと大脳の働きには密接な関係があり、指先を使うことで神経が発達していき、細かな動きができるようになっていきます。
指先を使った遊びは、運動機能を高め、思考力や言語力を育てるためにも有効です。
このような指先を使う遊びとしては、シール遊びや積み木遊び、お絵かきなどがありますが、大人からすると一見勉強とは思えないような遊びこそがこの時期に必要なことです。
1歳児は、まだまだ机に向かって学ぶほどの集中力はありません。
おもちゃで遊んだり楽しみながら、「遊びながら学ぶ」設計の通信教材で我が子の成長を応援してあげましょう。
通信教材のメリット・デメリット
【メリット】
多くのメリットがある通信教育ですが、1番のメリットとしては、身体も心も大きな成長を見せる1歳児に、いろいろな刺激を与えてあげることで、新しいことをどんどん学んでいけることです。
「第一次認知革命」と呼ばれる生後10か月~3歳ば、イメージが誕生し、記憶機能が活発に働き始める頃です。1歳児は、からだも成長してきて、自我が芽生える頃でもあり、この時期に幼児教育をスタートにするのもよい時期です。
通信教育では、どのようにしたら1歳児の身体の発達に役立つのかをプロフェッショナルが作ったカリキュラムがあり、その必要な時期にピンポイントで届きます。
また、子どもの成長と共に、「こんな時はどうしたらいいのだろう」と新しい疑問や悩みが次々と出てきますよね。通信教育では、こうしたママやパパに向けてお子さんの成長段階に合った情報が得られるのもメリットの一つです。
通信教材の選び方
教材には、「知育」を行いたい、生活習慣を身につけて欲しい、言葉を覚えて欲しい、英語を身につけて欲しい、数を理解して欲しい、1歩進んだ教育の土台を作りたいなど、幅広い内容のものがあります。
各社、様々な特徴を持った通信教育教材を出していますので、利用目的をはっきりさせてお選びになると良いでしょう。
1歳向け通信教育教材を選ぶポイント
せっかく1歳児から通信教育を始めるならば、なるべく失敗をしたくないですよね?失敗をしないためのポイントは4つです。
- 楽しんで学べるか?
- 発達にあっているか?
- 親の負担感はかかりすぎてないか?
- 価格は無理のない金額か?
1.子どもの興味を引くもの、楽しめるものを選ぶ
また、どうしても選ぶ時にはママ・パパからの目線で内容を選んでしまいますが、子どもが興味を引くものかどうかが重要です。
お子さんが興味を示して、楽しく遊んでいるかの反応をよく観察するようにしましょう。
「好きこそものの上手なれ」という言葉がありますが、まさにその通りのことが脳に起こっています。
脳のやる気スイッチは、脳の扁桃体にあります。偏桃体が「おもしろい」「楽しい」と判断すると、脳内のワーキングメモリーに情報伝達物質が送られ海馬を活性化し、情報を蓄えることができます。好きなことを一生懸命していることで、意欲や探求心が増すという好サイクルが起こります。
親子で、子どもと一緒に遊んだり笑ったりして、わが子との時間を共有することで、子どもは自ら学び育っていきます。
まずは、楽しく学ぶことで、勉強の動機づけができますので、その後の勉強する習慣をつけることもしやすくなります。
2.発達にあっているか?
1歳児は、その子個人や月齢によって発達の差が大きいですので、お子さんにあった教材を選んであげることが大切です。
教材自体の難易度や進むスピードなども、調べてから取り組むようにしましょう。
子どもの発達に合っていない教材は、かえって苦手意識や勉強キライをとなる場合があるので避けたほうが良いでしょう。
3.親の負担感はかかりすぎてないか?
まだ1歳の子は、子どもが1人でもこなせる教材よりも、親子で遊びなどを通じて進めていくものが多いです。
過度の負担が掛かってしまうようでは、続けていくことが難しくなります。
忙しい中、子どもの教育にどの位の時間を割けばよいのかを、教材を使う時間をあらかじめ調べておきましょう。
ある程度、子どもが一人でもやってくれるような教材を選ぶことで負担を少なくするというのも一つの手です。
4.価格は無理のない金額か
高額な費用を負担しなければならない幼児教育も、同じく保護者の負担という面ではおすすめできません。
通信教育は、長く続けることで効果があります。長く続けられる範囲の金額のものを選ぶようにしましょう。
毎月届く通信教育では、多くの場合毎月支払うよりも年払いなどある程度の期間を一括で払うことで割安にな支払い方法を設けていますので、そちらもチェックしてみてください。
無料のサンプルや資料を各社用意していますので、事前に取り寄せて検討して、お子さんが続けられるものを選ぶようにしてくださいね。
1歳児向け通信教育教材おすすめ3選
こどもちゃれんじ
「こどもちゃれんじ」は、知育から生活習慣まで幅広く学べる通信教育です。
・1歳11ヶ月まで月齢別の教材が届く「こどもちゃれんじbaby」
・2歳を迎える学年向けの「こどもちゃれんじぷち」
の2種類があります。
【教材内容】絵本・エデュトイ・デジタル教材・育児情報誌
【料金】baby月2,074円(税込み)(年払い 1,790円/月),ぷち月2,780円(税込み)(年払い 2,280円/月)
【特徴】
- 月齢に合わせた、五感を刺激し身体の成長を育む教材が送られてくる
- 小さい子どもが安全に遊べるよう形状や材質にこだわっている教材
- しまじろうと一緒に成長して生活習慣も身につく
- アプリや動画のデジタル教材で色々な遊びや習いごとができる
ぷちでは、下記の6つのテーマを学ぶことができます。
豊かな語彙を身につける「ことば・英語」、手洗い、片付け、トイトレなどの「生活習慣」、手指を使う遊びで物の大小・長短・色などを学ぶ「知育」、ありがとう、ごめんねなどの「人と関わる力」、ダンスやリトミックなどの「運動・リズム」、季節の行事、季節の生き物などの「好奇心」。
特に、おむつ外しが楽にできたと好評なのが、ぷちから次のぽけっとまでサポートしてくれるトイレトレーニングです。こちらを目的に受講する方もいらっしゃるようです。
画像:こどもちゃれんじ
オプション講座が豊富なことも、魅力です。
「こどもちゃれんじぷち」なら、知育プラス、リズムダンスプラス、読み聞かせプラスが1号あたり545円(税込み)で利用できます。
また「こどもちゃれんじEnglish」が1号あたり、2,933円で利用できます。
(ご利用年齢(月齢)でご利用になれるコース、値段が異なりますので公式サイトでご確認ください)
ママやパパにも赤ちゃんにも、一番負担が少ない教材として定評があります。
仕事や家事などで忙しい中、親がつきっきりで見ていなくとも教材で子どもが一人でも遊べるように作られています。
そのため、少しでもゆっくりする時間を取ることができたり、兄弟がいる場合は他の子にも時間をかけてあげることができたりすることができます。
この時期の子どもを研究し尽くして作られた色々なエデュトイや絵本は、その時期の子どもの関心を引き食いつきがよく、親子のふれあいも充実させてくれます。
モコモコゼミ プチコース
「モコモコゼミ」は、小学校受験において圧倒的実績を持つ、幼児教育の「こぐま会」による幼児通信教育です。
ハイレベルでありながらとてもかわいく、ちょっぴりゆるくて楽しい教材セットを毎月ご自宅にお届け、子供たちの思考力、表現力を育むと同時に、自ら学ぶ姿勢を育てます。
小学校以降始まる教科学習の基礎(ひらめきと思考力)を身につけていきます。年長児には、超ハイレベルな問題が解ける子になります。
【教材内容】
1歳から学べるプチコース(1-2歳)は、毎月異なるカード教材やパズル、ぬりえ、シールが届きます。
コースは4月号からスタート、3月号修了後はプレコースに進級します。
【料金】月1,408円(税込み)
【特徴】
・ワークで学ぶ、お勉強のみの教材
・同じ分野を年齢が上がっても繰り返し学ぶことで学びのレベルを上げる(螺旋型カリキュラム)
画像:モコモコゼミ
モコモコゼミは、他の通信教育と比べてとってもシンプルな教材です。
プチコースはモコモコゼミの内容や楽しさを実感してもらうためのコースで、カード教材やパズルで学んでいくコースとなっています。このコースで頭慣らしをしていって、下のコースから徐々に難易度を上げていって年長コースでは超ハイレベルな問題へとの導入するように設計されています。(小学校受験だけではなく、中学校受験を意識した問題まで出題!)
ところが、プチでも思考力を鍛える問題なため、すでにかなり難しいとの声もあります。親がかなりしっかり一緒に勉強に取り組めまないと難しい教材といえましょう。
すでにワークをよくやるなどでお勉強が好きで、他の教材も試しけれど簡単すぎたというお子さんや幼稚園や小学校受験を目指しているような子にはとても良い教材だと思います。ただボリュームとしては少ないので、同じこぐま会のドリルである「ひとりでとっくんシリーズ」を併用するのが良いかもしれません。
▶▶▶モコモコゼミ公式サイト
べびーくもん
「べびーくもん」は、0歳から2歳までが対象となっている通信教育のみではなく、先生との面談「Baby Kumonタイム」が月に一回あるのが特徴の公文式の乳幼児教育です。
お住まいの近くの公文式教室の「べびーくもん」を実施している教室で、月に一回教材をもらうのが基本スタイルです。
月に一回の面談は、電話やZoomを使って自宅で受けることもでき、教材も別途送料を支払えば送ってもらうことも可能です。
画像:べびーくもん
【教材内容】絵本・うたぶっく&CD・やりとりぶっく、 やりとりカード・育児情報誌
【料金】月2,200円(税込み)
【特徴】
・絵本の読み聞かせや歌を通した親子のことばのやりとりが中心で非認知能力・認知能力を育む
・月に一回、20分程度先生の指導、アドバイスが受けられる
画像:べびーくもん
ベビーくもんは、毎月の教材は少なめですが、親子のコミュニケーションを大切にし、読み聞かせ・歌いかけ・語りかけに特化した教材です。
知育教材をするよりも、べびーくもんのHPによると「コミュニケーションが子どもの伸びる土台を作る」ということが脳科学や発達心理学の研究でわかっているからだそうです。
そういう意味では、内容としてはゆるい知育なようですが、ママやパパがある程度頑張らなければいけない教材です。
また、月に一回の先生との面談は家族以外の人と話す機会として、親子にいい刺激にもなりますし、色々と育児の悩みや地域の教育情報を得る場にもなります。先生によっては、その子に合ったくもんの知育玩具やカードを貸してもらえるといったこともあるようです。
幼児教室に定期的に通うよりも楽ですが、基本平日昼間の時間帯のみですので、ちょっと時間を作るのが難しいという方もいらっしゃるかもしれません。
ベビーくもんでは、年4回の2週間の無料お試しキャンペーンを開催しています。キャンペーン期間以外でも教室を見学し教材を見ることはできますが、キャンペーン中は実際に教材をもらって
試してみて、先生にアドバイスをもらうという流れを体験できるので、子どもに合うかどうかを試してみる良いチャンスになります。
2月・5月・7~8月・11月ですので、くもんのホームーページから教室を探して連絡してみてください。
1歳から使いたい英語通信教育
将来役に立つ英語力を身につけるためには、遊び感覚で英語に触れる1歳からの英語教育をおすすめします。毎日続けたい英語教育には、おうちで学べる通信教育はぴったりです。
言葉をぐんぐん吸収できる1歳は、英語教育を始めるのには最適な年齢です。
まだ「英語」を特に意識しない1歳だからこそ、英語に慣れていることで、2歳のイヤイヤ期になってもスムーズに英語教育を続けていくことができます。1歳から少しずつ英語に触れていくことで、自然と「英語耳」も作っていくことができます。
これまでご紹介した通信教育の中でも、こどもちゃれんじには英語をほんの少しだけ触れることができます。
もっとしっかりと英語に触れさせてあげたいという方は、こちらの記事をご覧ください。