1歳児への教え方には様々なものがあり、おすすめは各教育法からわが子に合ったものを見つけることです。
1歳児への教え方でまずおすすめは、子どもの気持ちを尊重することです。
こちらでは、日本と海外の幼児教育法をご紹介いたしますので、子どもにどのような教育をするべきか悩んでいる方は参考やヒントにして下さい。
幼児教育の方法(メソッド)とは?
就学前の子どもに対して行う教育全般が「幼児教育」です。
勉強ができる子を育てることが目的ではなく、学習の基盤となる脳の成長や社会性・協調性などの成長を促すために行われるものです。
幼児教育について、様々な方法が世界中で研究されて提唱されていますが、考え方ややり方、力を入れている部分が違います。どの方法がいいのかという正解はありません。
その教育方法の考え方ややり方を理解して、わが子の興味や関心を大切にして、子どもに合う方法を取り入れてみてはいかがでしょう。
以下、幼児教育の代表的なメソッドを紹介していきます。
日本発の幼児教育法
七田式教育法
七田式教育法は、「知識を教える」教育ではなく、「子供が本来持つ、知能や才能を引き出す」教育です。
子どもの本来持つ可能性を最大限引き出すことに重点をおき、認めてほめて愛して育てることを重要視しています。
特徴としては、「右脳」の力を引き出す教育を重視していることです。
フラッシュカードトレーニングや暗唱、指先の運動などを行い、左脳を使う読み、書き、プリント学習な度と組み合わせてバランスのとれた脳の発達を促します。
家庭学習教材、プリント教材、通信教材、教室など様々な教育体系があります。
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ヨコミネ式教育法
ヨコミネ式は教える教育ではなく、「自ら考え、自ら判断し、自ら行動・実践する」ことを目的とした教育方法です。
子どもが自立して生きていけるように「心の力」「学ぶ力」「体の力」の3つを重視しています。そして、これらを育むことにより、様々な分野で子どもの可能性は広がっていくという理論です。
3つの力を育むために「読み・書き・計算・体操・音楽」の活動に力を入れています。
ヨコミネ式では、4つのスイッチ「競争したがる」「真似したがる」「少し難しいことをしたがる」「認められたがる」を押してあげることで自然と子どものやる気を引き出せると唱えています。
幼児期から多種多様な分野の教育を取り入れるヨコミネ式を取り入れた幼稚園や保育園もあります。家庭でDVD・書籍などからヨコミネ式の教育法を学ぶことも可能です。
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石井式漢字教育法
石井式は、「幼児期の言語教育こそが人間の知能を決定する働きをし、能力を大きく飛躍させる鍵となる」が理念となっています。
「言葉が思考を形作る」とし、幼少時に多くの言葉を覚えれば、その後の思考力に好影響を与えると考えたのです。
漢字を視覚言語としてとらえ、幼児期にはひらがなよりも漢字からはじめていく方がよいという考えに基づき、「漢字かな交じり文」を使った絵本のお話を聞いたり、読んだりします。
石井式は、言語能力だけでなく、分析力や判断力も養えるのが特長です。また、創造力や洞察力、集中力の向上にもつながります。
多くの幼稚園・保育園などで取り入られているほか、1歳児からの通信教材「青い鳥クラブ」や石井式の漢字カードやかるた・百人一首は市販されています。
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海外発の幼児教育法
モンテッソーリ教育
インスタグラムの投稿「おうちモンテ」などで目にすることの増えた教育法、モンテッソーリ教育。
モンテッソーリ教育は「子どもには自分を育てる能力が備わっている」とし、子どもの自主的な成長を促す教育法で、子どもを「責任感があり、優しく、自立した人間にする」ことを目的としています。
モンテッソーリ教育の特徴は、おもちゃと教材を組み合わせた「準備された環境」を大人が整え、子どもは自分で自主的に遊ぶ「お仕事」を通じてひとりでできた!という経験を積むことを大切にしていることです。
また、同学年以外の子どもと交わって学習する縦割り教育をすることでも特徴となっています。
モンテッソーリ教育を取り入れている幼稚園、保育園などの教育施設は、全国にあります。また、書籍やモンテッソーリ教育で使用するおもちゃ(教具)の販売もされています。
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シュタイナー教育
哲学者であるルドルフ・シュタイナーが提唱したシュタイナー教育は、「こころ」「からだ」「あたま」をバランスよく育てることを重視し、年齢段階に合わせた教育方法が提唱されています。
子どもを成長過程で分類、0~21歳を7歳ずつ、3つの時期に分けた発達段階に合わせて教育カリキュラムを施していきます。
1人ひとりの個性を尊重して、『自由な生き方ができる人間』を育てることを根本的な考えとしています。
教育を「感情や意思に働きかける総合芸術」として「オイリュトミー」「フォルメン」といった芸術活動を通じて、感性を育てる教育を行っています。
シュタイナー教育は、日本でも数校で実施している学校があります。シュタイナー教育に関する書籍も多く出版されています。
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その他、ドイツの「フレーベル教育」、オランダの「ピラミッドメソッド」、アメリカの「ドーマンメソッド」、ロシアの「ニキーチン教育」イタリアの「レッジョ・エミリア・アプローチ」なども有名です。