2歳から通信教育を始めるのは早いでしょうか?
「天才期」と言われる2歳から、通信教育を始めるのは早いとはいえません。
最近では、乳児や幼児でも始められる習いごとが増えて、幼児教育は早期化しています。
通信教育を2歳で始めた方が良い理由、メリット・デメリットについてお伝えいたします。
幼児教育を2歳児から始めた方がいい理由
最初に、幼児教育を2歳から始めた方がいい理由をお伝えいたします。
3歳までに脳の80%が形成されると言われており、2歳児はその中でも「天才期」とも言われています。
一方、何を言われても「イヤ!」と答える2歳前後の子供は「イヤイヤ期」とも言われています。
この「イヤイヤ期」と「天才期」は結局、この時期の子供の感覚が敏感なことから呼ばれています。
プロ棋士の藤井聡太さんなどが受けた教育として、このところ人気の「モンテッソーリ教育」では、この時期を「敏感期」と呼んでいます。
敏感期とは、生物が生きるために必要な能力を獲得するため、あらゆる感覚が敏感になる時期のことをいい、人間では、0~6歳頃の幼児期が相当します。
この敏感期の幼児は、鋭敏な感覚をもとに自分の能力を伸ばすことに夢中になります。この敏感期に夢中になって経験したことは、とても楽に習得することができます。
「イヤイヤ」となるのは、何でも自分でやりたいのに大人が手を出すので「イヤ!」となってしまう自立心の現れなのです。
この時期は、物ごとの感じ方や、人とのコミュニケーションのとり方など、その子の人生にとって大きな基礎の部分が決まる時期です。
実は、吸収する力の強い2歳は幼児教育には最適な時期なのです。通信教育で、「勉強は楽しい」という気持ちを育てていくことができるならその後の人生において大きな強みとなります。
2歳児の通信教育の種類
2歳児の通信教育には、総合的なものや英語に特化したもの、遊びを通じて学べるもの、プリントやドリルがメインのもの、立派な付録がついているものなど様々です。
どの場合も、基本的には毎月1回、子供の年齢にあわせた教材が自宅に届きます。
紙媒体やDVDが主なものでしたが、近年ではデジタル媒体を活用した教材も出てきています。
総合的な教材であれば、毎月1,000円~3,000円前後のものが多く、英語系などの一括購入の教材は高値な傾向があります。
といっても、幼児教室と比べると大体1/3位なので、コスト面では安くなっています。
通信教育のメリット・デメリット
メリット
①時間や場所が自由
通信教育で学ぶメリットは、時間や場所が自由であることです。
決まった時間に送り迎えをして参加するのは、親子ともどもかなりの負担になりがちです。
②マイペースで学べる
また、通信教育は自分のペースで進められるので、家庭の生活リズムに合わせて、毎日少しずつこなしたり、週末にまとめて1週間分進めたりすることができます。
家庭での学習習慣が身につくことができるのも大きなメリットです。
③ローコストで学べる
また、幼児教室と比較して、通信教育は料金が安く、試しやすいというのも大きなメリットです。幼児教室であれば月に2万円位かかりますので、月1,000円~3,000円位で済むのは助かりますね。
④体系だった教材で学べる
本屋さんなどで売っているプリントやドリルにも良いものは沢山あります。ですが、総合的な通信教育教材では、年間を通した少しずつ発達を考えたカリキュラムでバランスよく進んでいくことができます。
また、子供が楽しめる工夫がしているので、知的好奇心を刺激した発達段階にぴったりな教材が届きます。
デメリット
①親の負担が大きい
まだ小さい子供だけでは学習は進めません。子供の学習に取り組んでいる間は、親が積極的にサポートに取り組む必要があります。
といっても、お子さん一人でもやってくれるような通信教育(「こどもちゃれじ」タブレット教材の「スマイルゼミ」など)もあります。
②仲間がいない
教室などとは違って、親とだけで学ぶので、他の子供とのコミュニケーションをとる練習や集団生活の練習にはなりません。
通信教育の選び方
通信教育では、ほとんどの教材が無料お試し教材を取り寄せることができます。
気になるものがあれば、事前に内容を確認してみましょう。
お子さんとの相性もあるので、実際にやってみて子供が気に入ったものにするとやる気を引き出せます。
その子によっては、繰り上げの年齢コースの受講をした方がレベルに合っている場合もあります。
ピッタリの教材を選んで、幼児通信教育の効果を実際に感じてみてくだいね。