赤ちゃんへの勉強の教え方

ママに勉強を教えてもらう赤ちゃん

赤ちゃんの将来のために勉強をさせてあげたい、けれども赤ちゃんへの教え方は?
と、赤ちゃんの勉強の教え方でお悩みでしょうか?
赤ちゃんの時期にできる、誰でもできる子供を伸ばす教え方をお伝えいたします。

赤ちゃんの勉強とは

愛する子供のために、才能を伸ばしてあげたいと願う親御さんは多いものの、どのような環境でいつ、何を教えたらいいのか悩む方も多くいらっしゃいます。

赤ちゃんのうちの勉強は、知識よりも「新しいことを知るのって楽しい」というマインドセットです。これさえあれば、自然と学ぶようになり、後伸びしていきます。

 

子供の脳は、0歳~3歳にかけて最も成長すると言われています。

0~3歳の間、子供の脳を発達させる脳の神経細胞(シナプス)結合は特に活発で、この時期に脳の約80%が完成するとされています。

繋がるニューロン

3歳までの乳幼児の教育は「良い脳をつくっていくため」の時期として、脳を刺激してあげて、色々なことに興味を持ったことを積極的に吸収する力をつける手助けをしてあげて下さい。

何に興味を示すかは赤ちゃんそれぞれで違いますので、赤ちゃんの個性をよく観察して何に興味を示すのか、どんなときに嬉しそうかなどを見つけてあげましょう。

赤ちゃん(0歳児)への言葉の教え方・増やし方

生涯を通して重要な力が言語能力

子供の能力を伸ばしてあげたい親御さんにとって、大切にしてほしいことに“言語能力”があります。

言語能力は、生涯において欠かせない重要な力です。

私たちは、言葉なしに物ごとを考えることはできません。というのも、言語によって物を認識し判断し、思考し、表現するからです。

 

赤ちゃんがおしゃべりをしだす時期はさまざまですが、そのうちみんな同じくらいに話せるようにはなります。

ですが、実は言語能力が低い子は成長しても読解力が低いという研究結果があります。

また、小学校入学時に語彙力や読解力といった言語能力の高い子は、その後も卒業するまで一貫して言語能力が高く、入学時にそのような言語能力の低い子は、卒業するまで一貫して言語能力が低いままになる可能性が高いといういくつかの研究結果もあります。

 

赤ちゃんの言葉の発達を促すためには、毎日たくさん赤ちゃんに話しかけてあげることです。

子供の言葉の発達は、男女差でも遺伝でもなく環境要因が80%程度との研究結果があります。

親が生後すぐに、赤ちゃんにどのくらい(量)、どんな風に(質)話しかけていたかが最も重要になるのです。

ベビーサインやリトミックで言語能力をUP

まだ言葉が話せない赤ちゃんとのコミュニケーションをはかるために“ベビーサイン”を教えるというのも一つの方法です。

ベビーサインは、赤ちゃんが手や指を使ったジェスチャーから「何をしてほしいのか」「何を伝えたいのか」を読み取り、その気持ちや要求に応えてあげるというコミュニケーション方法です。

気持ちがわからないで「どうしたらいいの?」と親がイライラすることも少なくなります。

ベビーサインをしている赤ちゃんは早くから知っている言語が多いため、言語能力がアップすると言われています。

ベビーサインを始める時期としては、赤ちゃんがお座りができるようになると教えられる生後5・6ヶ月頃~1歳半頃です。

ベビーサインは、全国に教室がありますし、本やDVDで学ぶこともできます。

▶▶▶ベビーサイン公式HP

また、聞くことだけでなく、それを表現する環境としてリトミック”に取り組むのもおすすめです。

リトミックは、音楽を通じて体を動かし、子どもが楽しみながら表現力を育むことが大きなテーマになっています「音楽を聞くこと」で、言葉を話すために重要な力である音を聞き分ける力も発達します。

遊びにリズムを取り入れたリトミックは口の動きだけでなく、自分の体を使って表現することが主体ですので、身振りを交えたコミュニケーションを経験することができます。

 

リトミックは、ある程度体を動かすので、首がすわっている必要があります。0歳から通える「ベビーリトミック」クラスを設けている教室もありますが、1~5歳位まで年齢に応じたクラスを設けている教室が多いです。

単発で通うことのできるレッスンもありますので、お子さんの発達や興味に合わせてお試ししてみてはいかがでしょうか?

お家でも、ふだんの遊びの中で手遊び歌やリズムに乗って動く遊びなどを取り入れてみるのもいいですね。

お家でできる簡単なリズム遊びや音感遊びなど、親子でふれあえる遊びを沢山紹介している本のシリーズがヤマハミュージックエンタテイメントホールディングス から発売されています。

 

0歳児への言葉の教え方のポイントについては、こちらの記事をご覧ください。

0歳児の教育

赤ちゃんは、何も教えなくとも自ら学んでいく存在です。

赤ちゃんの学びはすでに胎児の頃から始まっていて、生まれたばかりでもできることが沢山あると科学的に証明されています。誰も教えないのに、いつの間にかガラガラを握るようになり、やがては振り回すことができるようになったり、自分の体の機能を学んでいます。

少しずつ、その子自身の学ぶ順番やスピードで学んでいきます。

自然と学ぼうとする気持ちが育つためには、ママパパにかけがえのない存在として受け止められることです。安心感や信頼感に包まれることがもっとも重要です。

ハーバード大学児童発達研究所の所長ジャック・ションコフによると、赤ちゃんの時期のシナプス結合を最も活性化させるのが、大人との愛情ある交流としています。

赤ちゃんと目が合えばにっこり笑う、声を出していたら「ご機嫌ね」と反応してくれるなど反応されることも、「学ぼう」という意欲を育む土台になります。

抱っこした赤ちゃんに話しかけるママ

自ら学ぶ子になる一番の要素は、「楽しそう、やってみたい」と思うことです。赤ちゃんのうちから「楽しい」と思う体験をたくさんさせてあげましょう。

赤ちゃんは、視覚・聴覚・味覚・嗅覚・触覚の「五感」を刺激されると「楽しい」と感じます。

刺激といっても、特別なことではありません。おっぱいやミルクを飲ませる、絵本を読んであげる、歌を歌ってあげる、お花のにおいをかがせる、などです。

できれば、形容詞を使って話しかけることをおすすめをします。
形容詞をたくさん聞いた子どもは、感じたものを理解して人に伝える力を身につけることができやすくなります。

五感を刺激されたときに感じる言葉が形容詞で、例えば美しい、柔らかいなどの“しい”“い”で終わる言葉です。

「フワフワだね~、気持ちいいね」「きれいなお花、いい香りだね~」といったように複数の五感を刺激しながら形容詞を使って話しかけてあげましょう。

2~3歳頃になると、たくさんの言葉を使える子供に成長していることでしょう。

1歳児の教育

1歳児は、遊びを通じて「見る」「聞く」「触る」の感覚を育てることがポイントとなります。

色々な種類の知育遊びを取り入れてあげましょう。
ごっご遊びや見立て遊び、指先を動かす遊び、お絵かき、読み聞かせを行うことも効果的でしょう。

粘土遊び

1歳児への言葉の教え方

1歳~1歳半は、言葉が出始めてくる時期です。

厚生労働省による「乳幼児身体発達調査(平成22年)」によれば、1歳0カ月~1カ月で57.6%、1歳5カ月~6カ月には89.1%、1年6~7か月未満で 94.7%以上の子どもが単語を言うとの調査結果となっています。

「単語を言う」というのは、一語以上の言葉を話す乳幼児の割合を示したものです。

 

言葉の数は、個人差が大きく、1歳半くらいまでは単語ではなく、「あーあー、うーうー、うまうま」等の喃語を話す子が一般的です。

1歳半くらいからは、「ママ」「パパ」「ワンワン」などの単語を話すようになります。言葉は出なくても、頷きや首振りなど身振りで感情を表せればコミュニケーションの基盤ができ始めているということです。

 

言葉の早い子は1歳の終わり頃には、「まんま、たべる」「ママ、だっこ」など複数の単語を組み合わせて2語~3語を話す子どももいます周りの大人とコミュニケーションを取りやすくなり、意思を伝えるのがうまくなる時期です。

 

個人差があるので、1歳を過ぎても言葉が出ない場合でも焦る必要はありません。

聴覚・知能・発声機能が未発達の可能性もありますが、「1歳半健診」で言葉の遅れをチェックしてもらえます。

 

その子が自然に子どもが話したいと思うまで待ってあげることも大切です。

言葉は、コップに水が溜まり、あふれ出るようと例えられます。外にはまだ表れていないけれど、理解している言葉アコップ一杯になると話し言葉としてあふれてくるのです。そうした子には気長に待ってあげる必要があります。

言葉が出なくとも、ママやパパの話しを聞いて、「おいしいね」と言うと笑ったり、頷く反応したり、「ボールを取って」と言うと取ってくるなどの反応をしていれば心配はいりません。

 

ただ、じっくり待つだけではなく、自然に言葉が出る環境を整えてあげることも大切です。

赤ちゃんとの会話を楽しみたいママ、パパはまずは自分がおしゃべりになって沢山話しかけることです。

子どもが笑ったり、近寄ってきたりした時に「○○ちゃん楽しいね」、「抱っこしてほしいのかな?」などと子どもの動きに合わせて話しかけてみましょう。

ただ、一方的に大人が話しかけてばかりいることで、子どもは自分が話さなくとママやパパがも自分の要求にすぐ答えてくれたり、いつも快適な環境が整っていると自分からは話さなくなってしまうこともありますので注意が必要です。

 

赤ちゃんは、何度もくり返しくり返し言葉を聞くことで、徐々に言葉を覚えていきます。

 

話し方にもコツがあります。また、歌を歌ったり、本を読むのも効果的です。

1歳児への言葉の教え方については下記の記事もご覧ください。

2歳~3歳児の教育

自然の中で遊ぶ子供

2~3歳は、子供が興味を持ったものについて教えたり、子供がやりたいことを尊重して、やる気を引き出せるように工夫しましょう。

子供の好きなおもちゃや教材、絵本、DVDなどを使うと楽しみながら勉強していけます。積み木やブロックなど、自らの意思で指先を動かすような遊びをおすすめします。

ブロックやマグネットなどを使った教育がおすすめです。自らの意思で指先を動かすことによって、脳に刺激を与えられます。

また家の中だけではなく、「自然」に触れていく機会を作るようにしましょう。
自然の中は、規則で変化に飛んでいるので、自然環境がもたらす感覚刺激によって五感にちょうどいい刺激を与えてくれます。

変化する自然の中にあるものを使って、イメージを使って遊ぶことで発想力は想像力も伸ばしていくことができます。また、自然の中で全身を使って遊ぶことで、身体をバランスよく鍛えることもできます。ベネッセコーポレーション 進研ゼミ・こどもちゃれんじ

おすすめの絵本やおもちゃ

遊びを通して、自然に子どもの成長を引き出していくような絵本やおもちゃをご紹介いたします。

「口・唇」を使うおもちゃ

まだ発語がない子にもおすすめなのが、「口・唇」を使う遊びです。

口や唇、舌の発達、口周辺の筋肉が発達することでお話をする準備が整います。

息を吹くことで、音が出る「笛、ラッパ、ハーモニカ」などのおもちゃや吹くことで、動きの変化が見られる「シャボン玉、風車」などで遊んでいるうちに発声に必要な筋肉が発達していきます。

アンパンマン ベビーラッパ

吹いても吸ってもプー♪と音が鳴ります。上部についている3つのボタンを押すことにより、指先の発育を促します。

価格:税込1,320円、対象年齢:9ヶ月以上

アンパンマン ベビーラッパ

画像:アガツマ

あかちゃんごおしゃべりえほんシリーズ

「あかちゃんごおしゃべりえほんシリーズ」は、NTTコミュニケーション科学基礎研究所の「こども語」調査データより、「あかちゃんが早く言えることばランキング」トップ100のデータを元に生まれた絵本です。

あかちゃんから言葉を引き出す絵本と、ママパパから驚きの声が寄せられ、シリーズとして150万部をt超えた支持を集めています。

『頭のいい子を育てるプチ あかちゃんごおしゃべりえほん』

かしわらあきお(著/文)、発行:主婦の友社 定価 1,200円+税
頭のいい子を育てるプチ あかちゃんごおしゃべりえほん

このシリーズの『あかちゃんごリングカード』は、「あかちゃんが早く言えることばランキング」を、トップから順に46語セレクトし、遊びやすいカードにしたひょうたん型のカードになった本は、いろいろな遊び方もできるのでおすすめです。

『頭のいい子を育てるプチ あかちゃんごおしゃべりリングカード』
かしわらあきお(著/文)、発行:主婦の友社 定価2,000 円+税

昼間はカードで遊び、夜寝る前に絵本で読み聞かせをすると、同じ言葉をくり返し違う状況で聞くことができるので、より言葉を覚えるのには有効な方法になりますよ。

くまのひもとおし

幼児教室などでも用いられることの多い「くまのひもとおし」

色の違う、かわいいくまにひもを通して遊ぶおもちゃです。指先を使うことで右脳を刺激し、思考力、創造力をスクスク伸ばします。色や数、大小といった概念も学んでいくことができます。

「くまのひもとおし」で有名な製品は、イギリスのアンソニーペーター社と七田式です。アンソニーペーター社のものは、平板なくまで七田式は立体的なくまです。

シンプルなくものひもとおしは、遊びの幅がとても広いので一度購入したら長く使うことができます。

くまのひも通し アンソニーペーター社 販売価格(税込): 1,870 円

くまのひも通し
画像:木のおもちゃと輸入おもちゃと絵本のカルテット

七田式のくまのひもとおしは、販売価格(税込): 4,070 円

 KUMON NEWひらがなつみき

KUMONの知育玩具、身につくシリーズの一つ。60個のつみきにひらがな、カタカナ、ローマ字、すうじ、色、イラストなどが書かれていています。

表には幼児に身近な「あり」「いぬ」などのことばとイラストがあり、裏にはそれに対応した「あ」「い」などのひらがな1文字が書かれています。
積み木遊びをしながらおうちの方とお話をしたり、ひらがなを読んだりする中で身近なことばやひらがなを覚えられます。積み木遊びは、手先を使うことで脳の発達を促すことにもなります。

くもんの童謡

言葉がまだ話せない子どもに話し続けるのは、なかなか大変です。そうした時に、歌を歌うことは話しかけるきっかけにもなりますし、歌は、心地よいメロディーやリズムとともに、ことばが記憶に残りやすいといわれます

 

公文式幼児教育には、2つの標語―「生まれたら ただちに歌を 聞かせましょう」と「歌二百 読み聞かせ一万 賢い子」があります。

「歌」と「読み聞かせ」で語彙を豊かに、本好きな子どもに育てていくことで賢い子に育てることができるという公文式幼児教育の根本となっています。

『くもんのうた200 えほん&CDセット』 販売価格(税込): 8,580円

くもんのうた200えほん&cdセット

美しい絵とともに、手遊びうたから人気の童謡まで200曲がCD全6枚のセットに収録されています。CDに合わせて、ママパパも一緒に歌ってあげましょう。

くもんから『CD付き童謡カード』1~3集も販売されています。こちらは、童謡を中心に30曲ずつが収録されていて歌のイメージのイラストと歌詞が載っているカードとのセットとなっています。

『CD付き童謡カード』 販売価格(税込): 各1,980円

CD付き童謡カード1集

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