0歳からの子どもの英語教育は、早いのでしょうか?
0歳から英語を学ぶことで、早い時期だからこそ英語耳と英語の発音が身につくという利点があります。
こちらでは、0歳からの英語を学ばせると良い理由、学び方やおすすめ教材についてお伝えいたします。
0歳から英語教育を始めるのが良い理由
言葉の習得するには、3歳までに始めるのが良いと言う考えがあります。
3歳頃から使わない言語の周波数が聞き取れなくなってくると言われています。
3歳頃までは母国語などはあまり関係なく、どのような音でも聞き取れる時期=「耳の黄金期」にあたります。
ロンドン大学・NTTコミュニケーションズなどが共同発表した研究によると、日本語と英語では音の周波数が違い、日本語は1500ヘルツ以下なのに対し、英語は2000ヘルツ以上を使っているそうです。
日本人の耳は、2000ヘルツ以上の周波数を”雑音”として処理してしまうので、周波数の違う言語を意味のある言葉として捉えられるようになるまでには、耳が英語の周波数に慣れる必要があります。
早期に英語を始めたほうが、耳が英語の周波数に慣れるため効果が出るとされる理由となっています。
0歳児の学び方
0~2歳は、「耳の黄金期」とお伝えしましたが、この時期の英語教育は「英語の音を聞かせる」で十分です。
毎日少しずつ英語に触れられる「おうち英語」で、英語の歌や絵本の読み聞かせなど、親子のコミュニケーションの中で触れ合いながら楽しく英語を続けていきましょう。
英語のCDやYoutubeを使うほか、継続的に英語に触れる時間を演出してくれる通信教育教材を使うのもおすすめです。
英会話のスキルには「聞く(Listening)・話す(Speaking)・読む(Reading)・書く(Writing)」の4つのスキルがあります。
4つのスキルには伸ばす順番があり、「聞く・話す」が最初のステップで、「読む・書く」はその次です。
0歳は、母国語の形成も大切な時期です。
「ダブルリミテッド」という言葉がありますが、母国語と第2外国語のどちらも年齢相応の言語能力がついていない状態のことをいいます。
まずは、しっかり日本語の土台ができてから英語を教えるようにしましょう。
英語の絵本読み聞かせ
赤ちゃんにママやパパが英語の絵本を読み聞かせてあげましょう。
英語を読み聞かせをすることで、赤ちゃんと一緒に楽しい時間を過ごせますし、赤ちゃんは英語=楽しい時間と英語に対してポジティブなイメージを持つことができます。
絵本の読み聞かせのポイント
英語が苦手…という方でも、絵本に使われている単語は数語だけです。「発音に自信がない」としても、気にすることはありません。
小さい頃から積極的に本を読んだり、話しかけてあげることの方がしない場合よりも子どもの英語の獲得には良い影響があるという研究結果もあります。
一番のおすすめは、ご両親自身が読み聞かせをすることです。
また、英語の絵本だけではなく日本語の絵本も同様に読み聞かせをすることが大事です。
半々くらいを目安にして母国語である日本語をきちんと身につけるためにも、読んであげるようにしてください。
毎日、10分程度を目標に読み聞かせをしてあげるように取り組んでみてくださいね。
いい絵本の選び方
0歳児の発達段階に合わせて、赤ちゃんが興味を持てるようなものを選んであげましょう。
発達段階に応じたおすすめ本をご紹介します。
【1ヵ月~】
まだ、ねんねの時期「音やリズムを楽しめる」ような絵本を選んであげてください。
子守唄やかぞえうた、遊び歌などを抱っこして体をトントンしながら歌ってあげれば赤ちゃんも気持ちよくなりますよ。
『Today is Monday』
『はらぺこあおむし』で有名なエリック・カールさんによる美しい色彩の絵本です。月曜から日曜までの毎日の食べものを歌った、アメリカのわらべ唄です。
【3か月~】
赤ちゃんの首がすわってきて、少しずつ視力が発達してくると、はっきりした色を認識し始めます。
鮮やかな色の絵がはっきりしているものを選んであげましょう。
『That’s not my Lion』
各ページに、赤ちゃんが絵本に触って「ふわふわ」や「ぴかぴか」を体験できるしかけがあります。
シンプルで、はっきりした絵です。
That’s not my Lionという繰り返しのセリフがリズミカルなのもポイントです。
【6か月~】
寝返りや、おすわりができてくる頃になった赤ちゃんは、好奇心がいっぱいです。
赤ちゃんの笑顔を見たいなら、絵本を使って「いないいないばあ」をして遊んであげましょう。
『Peek-a-Moo』
各ページに登場する動物が「いないいないばあ」をします。どんな動物が出てくるかな?と予想をして、ページをめくると牛なら”「Peek-a-Moo!」、ネズミなら「Peek-a-Squeak!」とそれぞれの異なる鳴き方をしてきます。
いないいないばあのしかけ遊びに、赤ちゃんが夢中になって喜んでくれるはずです。
動物の鳴き声を工夫しながら、読む側も楽しんで盛り上げて読んであげてください。
【8か月~】
はいはいやつかまり立ちができるようになって、興味のある場所へ動き始める頃。
自分で手に取れるような絵本をめくったり、なめたり、また仕掛け絵本で遊んだり・・・。
折れ曲がらない丈夫なつくりのボードブックなら、存分に絵本に遊びながら親しんでいくことができますね。
『A is for Apple』
こちらは、かなり画期的なつくりのしかけ絵本です。「トレースアンドフリップブック」~溝の付いた文字をトレースすることでアルファベットの形を覚えられるしかけがあるのです。
イラストも可愛いので、遊びながら単語とアルファベットを覚えることができます。(シリーズに『』という1~20までの数字バージョンの絵本もあります。)
絵本英語教材『Baby English Labo ベビーイングリッシュラボ』
英語の読み聞かせをする気になってきたけれど、やはり自分で絵本を選ぶのは自信がない。読み聞かせの音声が最初からそろっているものが欲しいという方もいらっしゃると思います。
そうした方におすすめなのが、『ベビーイングリッシュラボ』です。
あまり知名度はないかもしれませんが、55年の歴史を持つ子ども英語教室『LaboParty』を運営するラボ教育センターによる0歳~3歳児が対象の英語プログラムです。
英語圏で有名な厳選された英語絵本が音声付きで届く毎月(全6ヶ月間)届きます。(有名な物語と歌が題材になっていて、それが交互に届きます。)
英語の音声は、CDが付いてくるのでのそちらから聞くことができますが、会員メンバーになるとスマホのマイページからいつでも音声にアクセスすることもできます。
また、毎月届くガイドブックには専門家による本の活用法として、この曲ではこのように体を動かそう!ふれあい遊びをしよう!といった英語を通した子供との触れ合い方を紹介してくれています。
ベビーイングリッシュラボは、月1回配送、全部で6回セットになっています。
料金は、6ヶ月セットが一括払いのみで、26,400円(税込)です。(下の画像は、全6回分のセット内容です)
▶▶▶ベビーイングリッシュラボ公式サイト
ディズニー英語システム(DWE)
ディズニー英語システムは、「ネイティブの子が自然に英語を話せるように学べる」母国語方式教材です。充実した内容と高い学習効果は、多くの口コミで実証されています。
ただし、高価であるのが難点…。教材セットは、一括買い上げシステムで、セットの組み合わせは40通り以上で。先まで進んでいったフルセットになると100万円以上になります。
また、DWEには教材費以外にもワールドファミリークラブという月会費を支払う会員制度があり、DWEを利用するのは高い!という声がよくあります。そのため、オークションサイトなどでDWEの教材を手に入れたという方も多くいらっしゃいます。
0歳児用には、一番ベーシックな「プレイ・アロング・セット」から。
CDやDVD、絵本、おもちゃなどの教材が入ったセットです。
画像:ディズニー英語
料金:一般価格で52,800円(月々のリボ払いもあり)
DWEでの学習を検討したい方は、公式サイトで申し込むと無料サンプルセットをもらうことができますので、それから検討をしてみてはいかがでしょうか?
▶▶▶ディズニー英語システム無料サンプル
Worldwide Kids (ワールドワイドキッズ)
ベネッセの「ワールドワイドキッズ」は、DVDやCD、おもちゃ、絵本などで子どもの英語への興味を惹きつける工夫がされています。
音とつづりを学ぶことのできる「フォニックス」学習も取り入れています
英語を使った親子のふれあい遊びで、ゆっくり家庭内で英語を始める環境を整えてあげることができます。
ワールドワイドキッズでは、全ステージの一括お届けかステージごとの定期お届けかを選べます。
0歳向けならば「ステージ0」という教材から。「ステージ0」は、0歳から1歳半までの赤ちゃん向けのものです。
教材内容は、英語絵本、CD、知育玩具、DVD、親向けのガイドブックです。このほかに英語が不安な保護者へのサポートも行っています。
画像:ワールドワイドキッズ
料金:月々4,500円~(1回払いもあり)
ワールドワイドキッズでも、公式サイトで申し込むと無料サンプルセットをもらうことができますので、それから検討をしてみてはいかがでしょうか?
▶▶▶ワールドワイドキッズ公式サイト
0歳からの英語教室
0歳児でも参加できる英語教室も、それほどは多くありません。
0歳児が通える英語教室は、親子で一緒に参加する形をとっています。まだ小さい赤ちゃんですので、あまり遠くに出掛けるのも大変ですから、お家の近くにあったら親子で参加してみてもいいかもしれませんね。
講師が日本人講師だけでなく、外国人講師によるレッスンの場合は、より英語の雰囲気に自然と親しむことができます。親子で、一緒に英語に触れて、おうちで再現してみてもいいですね。
こちらの記事に、0歳児の通える英語教室を紹介しています。
【こちらの記事も併せてご参考にして下さい】
・0歳児の早期教育は本当に大切なの?
・赤ちゃんの教育はいつから必要か?
・0歳の赤ちゃん教育のおすすめ