1歳児の親がやるべきことは、脳や身体の発達をサポートすることです。
また、1歳児の勉強法としてやるべきことは、子供の成長にあった『知育』で脳を刺激していくことです。
その子の興味や発達に合った知育で、成長する力を高めてあげましょう。
1歳児で行いたい『知育』とは
子供の生きていくうえで大切な力、才能を伸ばし、将来の可能性を広げてあげたいと思うならば、『知育』を行っていきませんか?
知育は、知識の「詰め込み」や「先取り」といった勉強方法とは大きく違います。幼児期における知育では、子どもが楽しく自主的に学ぶことを目的としたもので、ただ遊んでいるだけのように見えるかもしれません。
けれども、知育では子どもの「やってみたい」という意欲を大切にし、課題に対してチャレンジを重ねて、最終的に「できた!」という達成感を得ることを重視しています。
『知育』は、思考力や考察力、判断力といった知能・知力を伸ばすことを目的としています。学校に通うようになってからの勉強だけでなく、大人になってからの仕事や人間関係など人生を豊かに暮らしていくのに役立つ力となります。
知育教育は、通信教育や幼児教室に通うという方法もありますが、日々の暮らしの中で家庭でできることもたくさんあります。
1歳児は、「見る(視覚)」「聞く(聴覚)」「触る(触覚)」といった感覚を刺激するものを活用することを意識して、知育を意識した教え方や遊び方に取り組んでみましょう。
次に、家庭でできる知育教育についてお伝えしていきます。
1歳児の家庭でできる知育教育
1歳児の子は、心と身体、そして特に脳が急速に成長しています。目に見える進化と並行して、脳もかなり発達してきます。
新しいことをどんどん吸収していくこの時期、子供の心が自然と動いて、自分から活動したくなるような働きかけを家庭ですることで子どもを伸ばすことができます。
◆言葉かけ
1才を過ぎる頃から意味のある言葉を話し出しますので、たくさん言葉を掛けましょう。
物の名前に興味を持ち始め、犬を「ワンワン!」と指差しをしたら、ママが「ワンワンが来たね。かわいいね」と、会話をつなげてあげましょう。
話しかけてくるというのは、自発的な行動です。
自発的な活動の時に脳は発達するので、できるだけ目線を合わせてしっかり話を聞いてあげるようにしましょう。この時期に、たくさん言葉をかけることで語彙が増えたり、コミュニケーション能力を育むこととなります。
知育の王道といわれているのが、「絵本の読み聞かせ」です。毎日、読み聞かせをすることで子供は少しずつ吸収していきます。
耳から入ってくる言葉、絵本の絵は、発語・視覚・聴覚を高めるのに役立ちます。「ブーブー」や、「わんわん」など真似しやすく簡単な単語が出てくるような絵本や、カラフルな色使いの絵本、仕掛け絵本や音の出る絵本がいいでしょう。
◆生活習慣
1歳になったら、少しずつ「自立」に向けての生活習慣を身につけさせていきましょう。
あいさつや歯磨き、手を洗う、おかたづけ、お着換え、お片付け、トイレトレーニングなど少しずつで良いので丁寧に教えていってあげましょう。
まだ身体能力が整わない時期でも、事前に「しつけ絵本」で読み聞かせをしておくと自然と子供が身につけられることが多いようです。
【1才の布えほん アンパンマンとたのしいせいかつ】 バンダイ 3,850円(税込み)
楽しいしかけで遊びながら、おきがえ、おしょくじ、はみがき、トイレ、手洗い、おふろ、ねんねの7つの生活習慣が学べます。
画像:バンダイ
◆知育玩具
知育教育で特に重要視されているのが、手先を器用にすることです。手先を器用にすることは、脳の発達にとって大きな影響があります。
楽しく遊ぶ、知育玩具を使った遊びは赤ちゃん自身が興味を持てば自分から遊ぶようになってくるので、手がかからない知育といえます。
とはいえ、最初は一緒にやってみるようにする、「うまくできたね!」と声掛けをしてあげましょう。
知育玩具を使わなくとも、紙をちぎったり、折る。ひもを結ぶ、スプーンで物をひろってお皿にのせるといった身近なもので遊ぶのもおすすめです。
そのほかシール貼りやマグネット遊びなどもいいですね。
また、知育玩具には、遊ぶことで、手指の発達を高めるものや想像力を高めるようなものがあります。
【1歳の知育ピタゴラス】 ピープル 希望小売価格 ¥4,378(税込み)
磁石でくっつけてはがす遊びで、手も脳も発達していきます。
画像:ピープル