幼児向け通信教育で、「なるべく安く!」「安い通信教育は?」といった方に価格の安い教材をご紹介します。幼児教材は、安い価格ならば長く続けやすくなります。
もちろん内容が大切ですが、あまり高い値段では続けていくのが大変になってしまいます。
ただ安くても内容やサービスが乏しいものでは、子どもがやる気を出せずに結局、興味を示さなくなってしまっては意味がありません。
内容が充実していて、値段の安い、“コスパのよさ”に注目した幼児向け通信教育教材をご紹介いたします。
幼児向け通信教育教材のトータルコストを下げるポイント
トータルコストを抑えるためのポイントを3つご紹介します。
先の値段まであらかじめ調べる
冒頭にも申し上げましたが、せっかく通信教育を始めるならば、できたら長く続けたいですよね。
今回の注目点は、コストにありますので何年か続けてもこれなら支払えるというものを選びましょう。
そうした意味では、どこの教材にするか?を考える時には、初年度の値段だけでなく、次年度以降の値段もあらかじめ調べておくことをおすすめいたします。
というのも、幼児教材は対象年齢が上がると共に料金も高くなる傾向にあります。
最初は1か月1,000円台であったものが、年長の頃には2,000円台となっていたら、予定が狂ってしまいますよね?
支払い方法を一括払いにする
月払いと12ヶ月の一括払いが用意されている場合が多いので、一括でまとめて支払いした方がお得な値段で利用できます。
月払いで初めてみて、途中から一括払いへの変更が可能な教材もあります。(あとでご紹介する「幼児ポピー」など)
無料のお試しのサービスは、大抵のところがやっていますので、それを使ってみて一括で払うことを考えてみるのも良いと思います。
▼各教材の金額を比較した記事はこちら
兄弟で使うなら、さらにお得な特典をめざす
兄弟割引や兄弟で利用することで受けられる特典を設けている通信教材もあります。
たとえば、「スマイルゼミ」ならば「ごきょうだいスタート応援キャンペーン」と「紹介キャンペーン」を利用することでデジタルギフト券をもらえます。
「幼児ポピー」でも、紹介する側とされる側、それぞれがプレゼントを貰える「ごきょうだい紹介キャンペーン」があります。
「こどもちゃれんじ」でも、「お友だち・ごきょうだい紹介制度」で紹介したかた・された方全員に選べるプレゼントをもらえます。
値段が安く、コスパのいい通信教育教材の比較5選
幼児ポピー
2歳から始められる「幼児ポピー」は、フルカラーの親しみやすいシンプルな紙の冊子メインのワーク教材です。
子どもたちが夢中になるシール貼りや絵探しなどをしながら、楽しく文字・数・言葉を学ぶことができます。また、学習だけでなく、生活面についてもパジャマを着る、歯をみがく、体を洗うなどを教えてくれます。
月額料金は、980円~1100円です。お得な年払い、半年払いもあります。
ももちゃん 2~3歳児 | 980円 |
きいどり 年少(3~4歳) | 980円 |
あかどり 年中(4~5歳) | 1,100円 |
あおどり 年長(5~6歳) | 1,100円 |
毎月、特別教材としてワークの内容に関連したミニ絵本やひらがな表など実用的なものがついてきます。デジタル対応の特別教材もあり、ゲームを通して楽しく教材に取り組めます。
さらに、年中以降には「英語」と「プログラミング」も加わりました。
紙の教材が充実している幼児ポピーは、机に向かう学習習慣を身につけてほしいという方にピッタリです。基礎学習に重きを置いていて、ゆっくり楽しみながら着実に基礎を身につけていけます。
▶▶▶幼児ポピー公式HP
すてっぷ
2歳から始められるがんばる舎の「すてっぷ」は、白黒のA4プリントのワークがメインです。
子ども用のプリント教材と親が確認する用の解答の2冊のみ。
月額料金は、毎月払いで950円(税込)、1年払いで10,450円(税込)です。
最安価格です!
毎月払い | 950円(税込) |
1年払い | 10,450円(税込) |
2022年3月号からリニューアルし、ページ数のボリュームアップもしています。上下巻2冊で届くワークは、上下巻合わせて53ページ、上巻で「基礎」を学び、下巻で「発展」させる構成となっています。
「言葉」「数・量」「図形」「記憶」「知識」「作業」の6つの分野が1冊で届きます。
この6分野を反復して学ぶことで、それぞれの力をバランスよく身につけることができます。
特徴的なのが、子どもによって学習の進み方は様々なので、「まとめ出し」という一度に1年分の教材12冊をセットで届けてもらうことができるシステムです。
ほかの教材と比べて、シンプルなので合う合わないが出そうです。プリントのみなので、親がしっかり見てあげないといけないというところと教材の中身のレベルが高めとの声を聞くので、その辺りは要注意です。
料金の安さと質の高い問題から、ほかの教材と併用されることの多い教材です。
▶▶▶がんばる舎公式HP
こどもちゃれんじ
しまじろうでおなじみのベネッセの「こどもちゃれんじ」は、0~6歳向け幼児教育教材です。
毎月、月齢や年齢に合わせてステップアップしていく学習内容のカラーテキスト、DVDや知育玩具(エデュトイ)が届きます。
小学校入学を見据えたオリジナルプログラムで、「言葉・読み書き」、「数・形」、「生活・学習習慣」、「社会性」、「知的好奇心」、「表現」といったテーマで自分で発見し、解決することで考える力を伸ばしていきます。
これまでご紹介してきたものと比べると高いですが、豪華なエデュトイがついているので、自分でおもちゃを買わなくて済むと考えると割安な感じがします。
さらに、アプリやゲームが利用できる「しまじろうクラブ」、動画チャンネル「こどもちゃれんじTV」も受講費なしで利用できるので、お得感はさらにアップしています。
「こどもちゃれんじ」は、6コースに分かれています。
0~1歳児用の「こどもちゃれんじ Baby」 | 月額料金2,074 円(税込) |
1~2歳児用「こどもちゃれんじ ぷち」 | 月額料金 2,780円(税込) |
2~3歳児用「こどもちゃれんじ ぽけっと」 | 月額料金 2,780円(税込) |
3~4歳(年少)児用「こどもちゃれんじ ほっぷ」 | 月額料金 2,780円(税込) |
4~5歳児(年中)用「こどもちゃれんじ すてっぷ」 | 月額料金 2,980円(税込) |
5歳~6歳児(年長)用「こどもちゃれんじ じゃんぷ」 総合・思考力特化コース |
月額料金 2,980円(税込) |
5歳~6歳児(年長)用「こどもちゃれんじ じゃんぷ」 じゃんぷタッチコース |
月額料金 3,680円(税込) |
お得な12か月一括払いも用意されています。
すまいるぜみ
オリジナルタブレットによる学習が人気の「すまいるゼミ」は、4~6歳向け幼児教育教材です。。タブレット1台で10分野の学習を子ども一人でも安心して学習を進めていくことができます。
画像:すまいるぜみ
英語も追加料金なしで学べます。顧客満足度調査のイード・アワードの2022年「子ども英語教材」部門で最優秀賞、「子どもが好きな英語教材」「継続しやすい英語教材」部門賞となるくらい、英語についての評価が高いのです。
オプション料金で英語を学ぶ教材がほとんどなので、標準コースで付いているのはコスパがいいですね。
すまいるぜみは、タブレットを子ども自らが利用して使う学習のため、対象年齢は年少の冬講座から始まり、年中、年長さんまでとなっています。
自分のタブレットを持てることや、タブレットならではの音声やアニメーションがあることの興味から、紙媒体よりも喜んで学習するという子が多いです。なかなか机に向かってくれない子やお勉強に前向きでない子にも、学習習慣をつけやすいところが魅力です。
そのほか、タブレットならではの機能として、文字が読めないお子さんにも文章の自動読み上げがあったり、解答を自動丸付けや解説をしてくれます。
また、紙媒体とは異なり、同じ問題に何度もくり返し取り組め、その類題も多数収録されていて、子どもが満足するまで、何度も取り組むこともできます。
すまいるぜみは、月に20講座ですが1講座を何度も取り組めるため、紙教材とくらべるとはるかに多くの学習量を学ぶことができます。
すまいるぜみは、2022年4月から追加受講費なしで「コアトレ」という名前の「先取り学習」が可能となりました。幼児コースから中学3年生まで、国語と算数の先取りができます。
実際の料金としては、紙媒体の教材としてはタブレットを使う教材は高くなるのですが、すまいるぜみはコスパ面ではかなり優秀です。
年少冬講座 | 月額料金 3,960円(税込) |
年中 | 月額料金 3,960円(税込) |
年長(小学準備講座) | 月額料金 3,960円(税込) |
お得な12か月一括払いも用意されています。
※そのほか、12か月以上の継続利用を前提とした場合専用タブレット代10,978円(税込)、タブレットあんしんサポート料金3,960円/年円(税込)が掛かります。
▶▶▶すまいるぜみ公式HP
Z会幼児コース
「Z会幼児コース」は、ワーク学習と実体験の2つの学びが特徴で、3~6歳を対象にしており、年少・年中・年長の学年式になっています。
Z会幼児コースの教材は、ワーク教材『かんがえるちからワーク』と体験型教材『ぺあぜっと』、取り組み方の解説などの書かれた保護者向け情報誌『ぺあぜっとi』なので、かなりシンプル。(年少は毎月ミニ絵本、年中・年長は年4回英語教材、そのほかデジタル教材(年少・年中 年4回/年長 年5回))
「思考力を鍛えたい」「地頭を良くしたい」という親御さんに好評です。
Z会の教材は、他の幼児教材と比べて「考える問題」の量が多く、質も高いです。
Z会の通信教育と言えば、東大や京大などの難関大学の合格率を誇る、歴史のある通信教材です。幼児コースにも難しいという声もありますが、年少コースの難易度は簡単で、年中になると考える問題が増えていき、年長になると高い到達レベルに達するという設計になっています。
Z会のワークは、年少からスモールステップで、学ぶことの楽しさ、考えることを楽しむ気持ちを知りながら、主体的に学びに向かう姿勢を身につけていくことで、高い思考力を身につけることができます。
「読み書き」のレベルは、ほかの教材と大差ありませんが、将来につながる思考力を育てたいという方には向いています。
ただし、体験型学習『ぺあぜっと』は子どもだけでなく、料理や工作、外に出て探索する課題を親と一緒に取り組みます。
幼児期の子供にとって、自分自身で「見て」「聞いて」「触って」「やってみる」という実体験が学びの土台となり深い学びとなるため、実体験でインプットした内容をワーク教材でアウトプットする学習もあります。
画像:Z会幼児コース
その体験を「ぺあぜっとシート」に書いて提出しなければいけないので「面倒くさい」という声もよく聞かれます。その代わり、親子でコミュニケーションをとれて、非認知能力を伸ばすことができる質の良い体験をすることができます。
また、Z会では1年間とおして担当する「担任指導者制」があり、担任からの添削課題に対して「おへんじシート」が届くのが励みになります。
年少 | 月額料金 2,200円(税込) |
年中 | 月額料金 2,640円(税込) |
年長 | 月額料金 2,860円(税込) |
お得な学年末までの一括払い支払いもあります。
▼幼児通信教材の安さをランキングで比較している記事もご覧ください。