「0歳から教育を始めるのがいい」という情報を目にしたことがあるのでは?
0歳からの教育には、赤ちゃんの健やかな発達を促す「知育玩具」がおすすめです。
今しかない貴重な赤ちゃんの時期。この時期に良い刺激を与えてあげることは、赤ちゃんの成長に良い影響があると言われています。
こちらでは、0歳児のための知育玩具について選び方やおすすめをお伝えいたします。
0歳児の成長を助ける知育玩具
0歳児は、肉体的な成長とともに、精神的な成長も人生でもっとも著しい時期です。
赤ちゃんの脳は、生まれてから生後8ヶ月で約2倍の大きさに成長します。
この時期、赤ちゃんの脳は視覚・聴覚・運動能力といった能力を獲得するための感受性が増していますので、成長にあわせたい刺激と遊びを用意してあげることがとても大切です。
赤ちゃんは、基本的には自分でマイペースで学んでいきます。
誰にも教えられなくとも多くの能力を身につけますが、成長に応じたより良い刺激を与えてあげることで、その後の知能の発達や心の成長がうながされると言われています。
子どもの能力を最大限に引き出すと、世界中で支持されている「モンテッソーリ教育」でも、0歳~3歳までが一番吸収力が高いとされる時期と言われています。
知育玩具は、そうした子どもの成長を引き出す工夫が沢山されています。
赤ちゃんの月齢別の成長
0歳児の赤ちゃんは、生まれたばかりの新生児からどんどん日々成長をしていきます。
赤ちゃんの成長を支えるうえで、「今どのような発達段階にあるのか」を理解することは適した支援をしてあげるための第一歩です。
1歳のお誕生日を迎えるまでの心と体の発達を知っておきましょう。
生後1ヶ月~2ヶ月
〇体の発達
・赤ちゃんが新しい世界に慣れていく時期で、昼夜の区別がありません。泣く、おっぱいを飲む、眠ることを繰り返して過ごします。
・母親の声は聞きわけられます。抱っこや言葉かけを行って、親子関係を深めていきましょう。
・2か月頃には筋肉が発達し、手足を活発に動かすようになってきます。
・「あー」「うー」といった喃語が盛んになります。
〇心の発達
・1ヶ月で不快な感情を泣いて表現するようになります。
・1ヶ月で色々な音に反応し、動くものを徐々に目で追うようになります。2か月で音を聞いたり、物を見て喜ぶようになります。
・1ヶ月で働きかけに手を握る、足を縮めるなどの反応を示します。
〇この時期のおもちゃ
大人が音を鳴らしてあげるおもちゃや、吊るし玩具
例:メリー・モビール
生後3か月~4か月
〇体の発達
・3ヵ月頃から、指しゃぶりが始まります。
・4ヵ月頃から、首がすわり始めます。腹ばいで頭をもたげることができるようになり、視野が広がります。
・4ヵ月頃から、握力が強くなってきます。
〇心の発達
・3ヵ月で、笑う、泣くの感情表現が豊かになってきます。
・3ヵ月頃から、音のする方向に顔を向けるようになります。
・4ヵ月頃から、あやされると嬉しそうに声を出して笑います。
・4ヵ月頃から、興味のあるものを見つめたり音のする方を見つめて聞いたりするようになります。
〇この時期のおもちゃ
子ども自身が握るおもちゃ、カラフルなおもちゃ、手足を伸ばしたり蹴ったりすることのできるおもちゃ
例:ガラガラ、歯固めラトル、ベビージム
生後5か月~6か月
〇体の発達
・5ヵ月頃から、寝返りが打てるようになり、6ヵ月頃には活発になります。
・視覚と行動を結び付けられるようになり、おもちゃに手を伸ばすようになります。
・起きている時間が長くなり、首が座ります。
・5ヵ月頃から離乳食も始まり、6ヵ月で、早い子は歯が生えはじめます。
・6ヵ月で少しの間、お座りができるようになる子も出てきます。
〇心の発達
・5ヵ月から、人見知りも始まる子もいます。
・喜怒哀楽が出るようになります。
・周りを認知する能力が成長してきて、一人あそびを楽しむようになってきます。
・座って遊べるようになるので、絵本にも興味が出てくるでしょう。
〇この時期のおもちゃ
赤ちゃんの好奇心を刺激するような音の鳴るタイプのおもちゃ・しかけがあるおもちゃ、「掴む」「転がす」ができるおもちゃ
例:布製のしかけ絵本、ベビー用ボール
生後7か月~8か月
〇体の発達
・7ヵ月頃にお座りができるようになり、8ヵ月頃にはすりばいなどで自ら移動することができるようになります。
・7ヵ月頃から手の動きがより活発となり、8ヵ月で小さなものをつかめるようになってきます。
〇心の発達
・7ヵ月頃から好奇心が広がっていきます、8ヵ月頃にはより強い好奇心となり探索行動も盛んになります。
・感情表現がより豊かになっていきます。
・人が話している言葉もわかるようになってきたり、自分の意志を身振りで知らせたりすることも増えてきます。
・相手の様子や表情から、人の気持ちを読み取ることができるようになってきます。
〇この時期のおもちゃ
子ども自身が音を鳴らすおもちゃ、少し高度な仕掛けのおもちゃ、つかまり立ちの練習のできるおもちゃ
例:楽器のおもちゃ、音の出るぬいぐるみ、知育ボックス、コップかさね、押し車
生後9か月~10か月
〇体の発達
・9ヵ月ではいはいや後追いが始まり、10ヵ月頃からつかまり立ちや伝い歩きをする子が出始めます。
・指先が器用になってきます。
〇心の発達
・9ヵ月頃から「マンマン」や「ブーブー」など意味を伴うような発音を出せるようになり、10ヵ月頃には早い子では「パパ」「ママ」など単語が言えるようになります。
・9ヵ月頃から指差しで自分の意志表示もできるようになり、10ヵ月頃から、自分の名前を理解できるようになります。
・言葉への興味が高まってくる頃です。
〇この時期のおもちゃ
握って放す・落とす・転がすなどの指先を使用する知育玩具、大型のメリー
例:積み木、乗り物のおもちゃ
生後11~12ヶ月
〇体の発達
・はいはいのスピードが速くなったり、つかまり立ちや伝い歩きが活発になります。
・12か月頃には、歩きはじめる子が出てきます。
・手先が器用になってきます。
〇心の発達
・大人の言うことがだいぶ理解できるようになります。
・ものと言葉とを結びつけて記憶することができるようになってきます。
・11ヵ月頃から、模倣(まね)が始まり、12ヵ月頃には模倣活動をよくするようになります。
・12か月頃には、最初の一語が出はじります。
〇この時期のおもちゃ
子ども自身が動かす、考えて遊ぶおもちゃ、ひもで引っ張って遊ぶおもちゃ
例:手押し車、積み木やブロック
成長の過程を月ごとにご紹介しましたが、この頃の赤ちゃんの成長は個人差が大変大きいものです。それぞれの発達に違いがあるのは当たり前ですので、焦らず見守ってくださいね。
知育玩具に必要な3つの条件
①赤ちゃんの成長段階に適していること
赤ちゃんの発達には、個人差も大きいのでご自分の赤ちゃんの月齢を参考にして、発達段階に見合うものを選ぶようにしましょう。
発達段階に応じた好奇心をかき立てるようなもので、自然に遊びながら能力を伸ばしていけることでしょう。
②安全であること・衛生的であること
0歳児のおもちゃは、怪我や誤飲が起こらないよう安全性に考慮されたものであることが重要です。
③自分の力で自由に楽しめること
小さな赤ちゃんは、力があまりありません。自分の力だけで自由に楽しめるものである必要があります。その上で、子どもが何度も遊びたくなるようなものを選ぶものを選んであげるようにしましょう。
おすすめ 0歳児向け知育玩具ブランド
こちらでは、赤ちゃんの五感を刺激して、知育・発達をサポートするおもちゃを扱っているブランドをご紹介いたします。いずれも、月齢に応じた知育玩具をラインアップしています。
STUDY PARK[スタディパーク]
STUDY PARK[スタディパーク]は、モンテッソーリ教育をベースコンセプトに、自分から学ぶ子どもをふやす取り組みとして良質な木製玩具を紹介・販売を行っています。
0歳の赤ちゃんには、「モンテッソーリ・モビール」が人気です。
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ボーネルンド
子どもの遊び場の運営もしている「ボーネルンド」は、安全性が高くおしゃれなものが豊富です。
おもちゃを「成長に欠かすことのできない生活の道具」と位置付けて、「よいあそび道具」を世界中から選び抜いて提供しています。
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▶▶▶ボールネンド公式サイト
フィッシャープライス
1930年に誕生した世界No.1のベビートイブランド「フィッシャープライス」。製造販売する玩具の安全性の高さは、アメリカ政府による米国玩具安全基準の基となったほど。
子どもの発達をサポートする創造性の高さから、アメリカをはじめとした多くの国で絶大な支持を集めています。
また、バイリンガルの知育玩具が揃っているので、お子さんに英語を学ばせたいとお考えの方におすすめです。
知育玩具のサブスクリプション
赤ちゃんの成長に合わせた知育玩具が定期的に届けられて、交換してもらえる“サブスク”も利用者が増えています。
「トイサブ」は、常に成長に合ったおもちゃを赤ちゃんに使ってあげられることと、お部屋の収納に困らずに、スッキリすることができるのが魅力です。もし、気にいったおもちゃがあれば、期限を延長したり、買取することもできます。
料金プラン
・毎月支払いコース 月額3,674円(税込)
・6ヶ月一括支払いコース 19,038円(税込20,941円)
全国一律、往復の送料込み
▶▶▶トイサブ公式サイト
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